シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

心の傷のケアのTVを見て

震災による心の傷のケアに取り組んでいる人の番組を見ました。
 
トラウマ体験を語り、物語にすること。
記憶の中で欠落している部分があると、自然にはストーリーにならないので、そこを埋めていくのかな…。
 
私の理解では、
あることに触発されて、アメリカに語学留学をすることにしました。→ アメリカに降り立ちました。
 
だと物語があるし、納得できる流れだけれど、記憶がいきなり「気づいたらアメリカにいました。」じゃ、わけわからない。
自分の中で消化できるストーリーがないので、記憶の断片だけがはっきり残り、「過去のこと」になっていいかない。
辛い記憶だと、トラウマとしていつまでも残る。
 
                                        そういうことみたいです。
 
 
私自身、自分と親との間に起こったことを、ちゃんと整理して思い出せているんだろうか?
                                              と疑問を持ちました。
 
嫌な記憶の断片が、頭の中に散らばっているだけなのかも。
じっくり思い出そうとすると辛いので、思い出すのを途中で止めてばかりなのかも。
「親との関係」の物語が出来上がっていないことが、何かにつけて、「嫌でもあの人たちと付き合っていかなきゃいけないんじゃないか。」という思いに引き戻される原因の一つなのかな、と思いました。
 
 
心の傷のケアには、「愛」と「想像力」が一番大事、と出演者は言っていました。
私自身に対して、もっと優しく寄り添っていこうと思いました。
つい、「早く解決しなくちゃ」とか、「同じところをぐるぐる回っているのは甘えじゃないの?」と自分を突き放すようなことを考えてしまうので・・・。
自分は自分の味方でいたい。
それすら、常に意識していないと難しいです。