シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

契機 -祖母の脳梗塞-

子供の誕生日祝いやクリスマスがなくなったのはいつからだろう? と考えていくと、
祖母が脳梗塞で倒れたあと、がらりと待遇が変わったなぁ、と思います。
 
私が小3のとき、祖母が脳梗塞で倒れました。
当時魚屋・肉屋を祖父と二人で切り盛りしていましたが、
  ・まだ若い(当時50代)のに、今後の生計はどうするのか?
  ・介護が必要な後遺症が残ったら、誰が世話をするのか?
大騒ぎでした。
 
父親が、「お袋の面倒は俺が見る!」と息巻いて大声出したり、
母親が今後の説明を求めて父親に詰め寄ったりしていた記憶があります。
 
最初の変化は、祖母が毎月送ってくれていた雑誌が届かなくなったこと。
そのあとかな?
  それまで、プレゼントはなくても、ケーキや好物を用意してくれた誕生日祝いは消滅。
    プレゼントは、父親がちょっとした物を買ってくれていましたが、
    祖母の病気のあとは自然消滅。
 
  クリスマスは、「うちはクリスチャンじゃないから」と(もともとプレゼントはなかった)消滅。
 
結局、祖母は後遺症で麻痺が残ったものの、家事は何とかゆっくりなら出来る程度には回復して、祖父と二人暮らしを続けました。
 
母親が一番怖れていたこと-
   義理の両親と同居して世話をさせられる  
 は、回避されました。
 
状況が落ち着いても、誕生日祝いなどは復活せず。
 
あの時のやりとりで、母親の父親への気持ちはすっかり冷めたんだろうな~
小さかったので、はっきりは覚えていませんが、
 「自分にも負担があり、関係があることなのに、自分の意見を聞かない夫への絶望や不満」 
は誤魔化せないところまで行ったのだと思います。
 
ピンチの時ほどその人の本質があらわになります。