シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

立場が逆だったら

親と連絡を取らないことは続けていますが、
親に何かあったら、どうかな? と思うときがあります。
老人を見捨てるのってどうかな?って、ちらと罪悪感が・・・
 
でも、親(特に母親)が私にとってきた態度を、年老いた彼らに返すとこうなる-
 
一人で通院・入院するのは心細いから付き添って。
 
    一人で歩けるんでしょ?
    あなたはボケてないんだから、一人で大丈夫でしょ。
    全く、甘えて。
    今の病院は、向うでちゃんとやってくれるよ。
 
 
配偶者に先立たれたから、遺品整理や手続きを手伝って。
 
    そのくらい、みんな自分でやってるよ。
    どうしてもダメならプロに頼めば? そのくらいのお金あるでしょ。
    そもそも日頃から心の準備しておかないのが悪いんでしょ。
    自分たちの年齢考えたら、準備くらいしておくよね。
 
  (自分が経験者だったら)
    そんなの私はちゃんとやったよ!(その時誰にどれだけ助けられたかは忘れている)
    そんなことも自分で出来ないの?
    やろうと思ったらやれるのよ。 ワハハ(嘲笑)
 
 
体調が悪くて、辛いし、今後が不安
 
    そう? まだ直らないわけ?
    どうして直らないの? 困ったねぇ。
    ちゃんと養生してる?
    だいたいあなたはいつも・・・
 
    どの施設に入るかとか、ちゃんとめぼしつけてる?
 
    
大切な人やペットを亡くしたら
 
    もう寿命だったんでしょ?
 
 
まぁ、こんな感じでしょうね。
 
書いていて思いました。
これよりひどくなろうと思ったら、肉体的暴力振るうか、金品脅し取るか、な世界じゃない?
言葉の暴力、相手を見捨てる行為のオンパレード。
断るにしても(断る自由は誰にでもある)、言い方が冷たすぎる。
話す気が無くなるのが自然ですね。
 
彼らに逆襲しようとすると、自分がこういう返事をして、
「私はいつもあなたにこうされていました」ということになる。
それは情けないし、したくない。
自分を下げることになるから。
で、迷った末に、無視を続けています。
 
 
「親だ」と思うから苦しくなる。
私の中の「親」は、基本は思いやりがあって、思慮深く、ちゃんと話を聞いてくれる人。
彼らは、遺伝上は親だけど、心は親じゃない。
そこのところ、時々自分に言い聞かせて、ちゃんと区別しておかないと、苦しくなる。
私には心の親はいない。
彼らに優しくしない=心の親を捨てること じゃない。
心の親じゃない人に、優しくする義理はないから。
 
 
こうやって改めてシュミレーションしてみると、彼らに優しい言葉をかける必要なんて全くないことが分かります。
私がそうしたい時だけ、そうすれば十分。
 
彼らは、心の親ではないけれど、確かに、手間隙お金をかけて私を育てました。
散々嘲笑され、自慢の種になることで、その恩は返しました。
 
最期の義理と思って、私に出来るのはこの程度まで-
  入院・施設入所の同意書にサインがいるなら、しましょう。
  あなたの遺骨は、あなたが買ってあるお墓にちゃんと入れましょう。
  今の社会システムでは、親族がやるしかない事務処理(他人に頼もうとすると、手間やお金  がやたらかかること)は、三分の一ならやりましょう(三人兄弟だから)。
 
他は、知らない。  それでいいんだよ。 
  日々、自分に言い聞かせよう。