シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

私がパート主婦だから

結婚後、親は姉には言わないのに、私には干渉することが多くなりました。
 
 ・主婦が一人で旅行に行くなんて!
 
 ・夫にお仕えしているか?
 
 ・食洗機なんか買って、浮いた時間でなにをするのか?
                                        
 ・(この雑用は)お前がやればいい。
                               などなど
 
理由は  私がパート主婦だから だけ、みたい。
 
いつ頃からこの不公平・過干渉が始まったのか考えると、結婚が境目。
特に旅行は、同じ状況(既婚・子供なし)なのに、私には行くなと言って、正社員・フルタイムの姉には何も言わない。
私も自分の貯金で旅行しているのに。
 
学生の頃は、海外旅行も黙認だったし、差し入れを送ってくれたり優しいところもあった母が、
どうして今みたいに上から目線で、私の気持ちや都合を考えなくなったのか・・・
加齢による認識能力の衰えだけではないと感じていました。
68歳の今ならともかく、母が50代の時から、ですから。
 
結婚後の私の言動が引き金になって言われるようになったのではなく、
 
パート主婦になった瞬間に、人としてのランクが格下げになったらしい。
 
父親はまだ分かります。
男尊女卑ばりばりなので、
  1段下: 社会的に十二分な実績を上げている女性(女というだけで一段下)
  2段下: 正社員・フルタイムの女性
              ----------ここまでが人間扱い------
  3段下: 主婦(パート主婦含む)
          夫に扶養されている者は人間ではないらしい。
 
 こんなです。 母のことは、十分尊重したつもりで! 「自分は横綱、母は太刀持ち」ですから。
 
母もそうだったと再認識して、かなりショックです。
結婚前は海外旅行にもどんどん行っていたときは、
 「若いうちだから行っておいで」と反対しませんでした。
が、結婚した途端 「主婦が家を空けるとは何事か」
 
自分と同じ「主婦」なら、年下(娘)で、主婦歴の短い私は自分より数段下ってことなんでしょう。
母は、父の価値観を取り込んで、3段下に見ているのかも。
 
 自分の言動が招いたことなら、向うの捉え方歪んでいるにしても、まだ諦めもつく。
 でも、「パート主婦」という立場になっただけで、こんなにも蔑まれるなんて・・・
  彼らは、女性も経済的に自立すべし!な考えではありません。
  夫に経済力があるなら、せいぜいパート主婦で、子育てしろ、が彼らの価値観。
  彼らの価値観に沿わないから、見下されているわけではないのです。
 
結婚前に親が優しかったことなどを思い出して、
 
 あと何年かかるか分からないけど、
こちらが言動に注意すれば、たまに会うくらいは出来るようになるのかな?
                                 という思いが頭をよぎることがありました。
でも、それは無意味。
 
彼らにとって、今の私は、結婚前の私と同等ではない。
夫に扶養される"奴隷"になったってこと・・・ 
 
この考えを支持する出来事・姉(正社員・フルタイム)との待遇差が圧倒的に多くて、
一番しっくり来ます。
パズルのピースが余りにぴったりはまるので、否定できない!
 
あぁ~あ、 何だかね。
本当にがっくりです。
そういう風に低く見られていたんだ・・・
夫婦で自立して生活できているかとか、
自分が満足する人生を歩んでいるかとか、そういうことじゃなくて、
1枚のレッテル「パート主婦」ってことで 蔑むわけね。
扶養している夫だけでなく、自分たちも奴隷扱いして利用していいと思っているわけね。
 
姉には、「忙しいだろうから」と遠慮して言わないことを、私には命令するのはこういうわけだったんですね。
 
 
関係修復も何もない。
何か大事件でもない限り、彼らのこの価値観が変わるとは思えない。
何かきっかけになる事件があっても、彼らが変わる確率は限りなく低い。
差別意識って、本人は隠しているつもりでも、差別される側は敏感に感じるものです。
ちょっとした言葉遣い、仕草や目線のやり方で分かるんです。
 
彼らとは永遠に会わない   この方向で気持ちを固めていった方がいいなぁ。
 
彼らに会うと、また自己否定や自己卑下が頭をもたげて、
情緒不安定になる・・・って感じていたけど、これも理由の一つだったんだ。
 
まぁ、仕方ないです。
現実は受け入れよう。