シンプルライフへの遠い道

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高齢者の現実

昨日のパート。認知症のお客さんに対応しました。

土曜日に渡したもののうちの一品について、記憶がすっぽり欠落。

「覚えのないものを受け取っている。返す」とおっしゃる。

説明しても、納得してもらえなかったので、返品扱いで処理しました。
ご本人、「覚えのない気持ち悪い物」を手放すことが出来て、喜んでご帰宅されました。


お客さん79歳女性。 素人でも分かる「認知症
 ある記憶の完全な欠落。ヒントを出しても、全く思い出せない。

        治療、受けているのかな?
         今後、どうなるのかな?

同居の家族がいても、認知症は難しい。
 家族が、診断を受けさせようと思っても、本人が拒否することも多い。
 家族の前ではボケ丸出しなのに、病院などで他人と接触する時はしっかり
 している人も多い。

一人暮らしだと、身近に適切なサポートを求めるように促す人もいないかも。
私も、「認知症かもしれないから、専門医に見てもらったほうがいいよ」とは言えない(^^; 言わない? 

お客さんを注意深く見ていると、
 70代・・・個人差が大きく広がる
      足腰の丈夫さ、話の辻褄、記憶の確かさ、手先の器用さ
       千差万別です。

 80代・・・しっかりしている人のほうが少ないのを実感

私が接するのは、本人が店頭に出向くことが出来る人だけです。
 車椅子で、一人で来る高齢のお客さんはいないので、
   ・自分で歩ける
   ・一人でも迷子にならず、用事を済ませて、自宅に帰れる
   ・最低限のお金の管理が出来る
         (物を受け取ったら、お金を払うことは分かっている)
   ・多少辻褄は合わなくても、他人と会話できる
   ・専門の大病院に行くほどの持病はない
 元気な人だけ。それでもこれだからな~

高齢者の現実って、私のイメージより、更に厳しいみたいです。