「DV・虐待加害者の実体を知る」より
被害者を支援している人(友達でも、親族でも)たちは、
結論を急がせたり、被害者が逆戻りしたからと言って、被害者を責めてはいけません、とあります。
被害者は自分のペースで考え-その考えを尊重され
行動を起こし-その選択を認められ
を繰り返しながら、少しずつ進んでいくしかありません。
はたから見れば、明らかなことでも、
命に関わるような暴力を振るわれているなら、逃げる(別居する)しかない
被害者自信が決めて動かなくては意味がないし、どう考え、どう行動するか被害者にプレッシャーをかけるのは、加害者と同じことをしていることになる。
あなたは自分の問題を、さっと結論出して、解決できますか?
周りの人に、どうして決断しないのか、こうしたらいいんじゃないか、とわいわい言われたらどう思いますか?
そう問いかけます。
自分の問題でも、他人の問題でも、そうだな、と思いました。
自分の問題は、どれも決断するのは難しい。
自分で考え抜いて、心のエネルギーを溜めたり、時間がたって、ふとその気になるのを待つしかないときも多いです。
周りに、すぐに決断するように促されても、
選択肢を示されても、
自分が納得するまでは決める必要も、動く必要もないんだ。
なぜなら、結果を引き受けることが出来るのは自分だけだから。
相手が親身になってくれていると、相手の親切に報いなくてはいけない気がしてくるけど、それはしなくていいんだ。
「ごめんね、まだ、決められないの」
それでいいんだ。
他人の問題だと、
「どうしてまだ決められないのかな?本人も、選択肢と、自分が選びたい道は見えているようなのに」
と気楽に思うこともしばしば。(出来るだけ、プレッシャーをかけないようにはしていますが、本当に出来ているかは?です。)
でも、本人にしたら、どんなことでも、決めるのは難しい。
本人のペースが一番大事。
相手のペースにイライラしたら、ちょっと距離を置いて見守ろう。
それぞれのペースで、少しずつ、でいいんですね。