夫は「手料理」にも「品数」にもこだわりありません。
夕食がインスタントラーメンでも、コンビニ弁当でも、文句なし。
ベジタリアン食は不可ですが。
でも、手作りご飯をそれなりの品数並べないといけないという思い込みがなかなか抜けません。
これは毒父の呪い。
「これだけか?」
「チンコロ(電子レンジで温めたご飯やおかずを指す)飯か?」
「他にないとか?」
母の都合は無視して、毎度これ。
母が体調が悪くて、料理する元気がないとか、
遊びではなく、家の用事、子育ての用事で外出した為、時間がなくて料理できなかったとか、
そういう日もあるでしょう?
でも、そんなことは全くお構いなし。
俺様の食卓準備が最優先されていなければならず、
家族がどういう状況だろうと、俺様の殿様待遇に手抜きがあってはならない。
そのせいで、妻が過労で翌日倒れようが、そんなのは「自己管理が悪い」
だけ。
おかずの内容・味ではなく、「自分の為に手間隙かけたか」が重要。
デパ地下などの美味しいお惣菜でも、買ってきたものは駄目。
20年近く、爺の文句を横で聞かされ続ければ、思い込みにもなります。
これは昔から自覚しながらも、なかなか抜け出せなかった思い込みです。
でも、最近ようやく脱却中。
あんな人の基準は、(不要なものは)極力私の人生から排除です!
この思い込みがあったときも、ちゃんと毎日料理していたわけではないです。
ただ、「私はちゃんと出来ていない」と劣等感や自己嫌悪が募るだけ。
「栄養バランスさえ整っていればいいや。」
になってきて、同じ食事でも、心は平和です。
まだ完全には抜け出せていませんけど。
なので、絶対に彼らに手料理を出すことがあってはなりません!!
必ず何か批評が入って、また、昔の思い込みに引き戻されますから。
(って、うちには一歩も入れないし、私も帰省しないから大丈夫ですが。)