シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

ママには言えない その3

久しぶりに、じっくり読んだ本です。

読後しばらく経って、印象に残っているのは、

「どんなに酷い人でも、悪行一色ではない」

ということ。

虐待を続けた父親と、その父親をかばうかのような母、事実が明るみに出て、彼女が大人になってからも、「家族仲良く」を要求した母。

それでも、やさしい時もあれば、
     家族の楽しい思いでもあります。


私自身、親にされたり言われたりした、いやなことと
    家族の楽しい思い出や、やさしくされたことなど、
               どちらを信じればいいんだろう??

と未だに混乱しています。

この本を読んで、
やさしいところも、残酷なところも、一人の人の中にある
だから、”優しくされたこともあるから”相手を許す必要もないし、
    ”酷いことをされたから”相手を全否定する必要もない。

ただ、自分の心に従って、相手との距離を決めればいいんだ、と教えられた気がします。