先日、自ら命を絶ったタレントさんがいました。
介護疲れだろう、とのこと。
お母さんが女手一つで苦労して育ててくれたのもあるのか、
施設のお世話にはなっていなかったみたいです。
施設に入れる＝親を捨てる
と後ろめたく思う人が多いみたいですね。
以前の私なら、そう思っていたかもしれません。
今は全く平気！
大体、世話をしてもらおうという前提そのものが厚かましいことこの上なし。
もし、入所手続きを手伝ったら、
「頑張って、十二分に親孝行した！！」
と自分を褒めちぎることでしょう。
私が体調不良で苦しい時、いつも責めるだけの彼らを労わる気持ちなど残っていません。
孤独死したら近所迷惑＆後始末が却って大変
ボケて火事でも出したら大変
など、自分の利益を考えて、何とか感情と折り合いをつけて、手続きを手伝うのが精一杯でしょう。（それも出来るかどうか疑問）
義父は毒親なのはほぼ確実なのですが、それでも義兄は義父を施設に入れることに罪悪感を感じているみたいです。
（夫は、私より突き抜けているので、義父がどんな最期を迎えても、興味もないそうです）
「あんな親父でも、家族やからなぁ。出来るだけ面倒見てやらんと」
と言っていました。施設入所の申込みをしたのも、このままだと自分ひとりで世話を続けるのは無理と段々分かってきたのと、ケアマネさんの説得（とりあえず申込みをしていても、いつでも取り下げられるし、入所ＯＫの返事が来た時に断っても大丈夫）もあったようです。
よく、これまでの復讐とばかりに、義父を苛めたり、介護放棄しないなぁ、と思います。
今までも、今も、これからも、違う形で毒親の影響や、自分がＡＣであることの苦しみは続くのでしょうが、
親を捨てる罪悪感
とは、かなり縁遠くなっています。良かった、良かった。
私は最初から、精神的には彼らに拾われてすらいなかったのだから、
私が捨てるも何もない。
最初から、そういう関係じゃない。
そんな気がします。
