この本は今の私には難しかったです。
もう少し、この手の世界に馴染んだら、また読み返したい1冊です。
社会システムそのものが、共依存的になったり、パワーゲームに没頭したりするように仕向けている。
それは、「本当の自分でいることを許さないシステム」なので、嗜癖に走りやすくなる。
ということだろう、多分。
この社会の三つの特徴
・二元論
・不正直
・コントロール
これには大きくうなずきました。
「不正直」
話題を合わせるために、興味のないニュース項目までチェックしたり。
正直にしたいことを言ってもいいのに、嘘の言い訳をしたり・・・
自分にも当てはまるなぁ。
幸い、私は引きこもり主婦なので、無理に周りに合わせる機会が少ないの
で何とか自分を保っていられますが、それもぎりぎりのライン。
パートに疲れて辞めようかと思うこともありますが、人間関係の練習には いい場だと思うようになりました。
対処に失敗して、関係が破綻しても、辞めれば済みますからね~
気に入らない同僚を辞めた後までどうこうする人は普通いないし。
そこまでされるほどのトラブルは起さないつもり。
これが、ご近所さんとか身内だと、顔を合わせる機会があるので、
わだかまりを抱えたまま過ごさなくてはいけなくなるので大変です。
「断る練習」
「気が合わない人の世間話には付き合うか自分の気持ちで決める練習」
職場には色々と使い道があります。
「コントロール」
これって毒親の専売特許じゃないんですよね~
必要悪と思っている人もいますが、私はそうは思いません。
組織の上下関係とか、親のしつけとかはここで言う「悪いコントロール」
ではないですから。
高校の時は、割と健全な学校だったな~と思い返します。
個性的な人が多くて、「あれ?」と思うようなことをやったり、主張する人もいたけど、お互い自分に被害がなければ、「そういう考えもあるね」で終わり。
無視も干渉もせず、あるがままに受け入れる人が多かったです。
当時の同級生と話すと、同じことを感じていた人が多いので、おそらく校風だったのでしょう。
「のびのび出来たし、好きにやっている友達を見ているのも楽しかったよね」
が共通意見。
基本的にはこのスタンスでいる人が多い場にいると楽に呼吸できます。
手芸教室でも、自分の好みのままでいられるところは居心地がいいけど、教室のカラーに合わせないといけないところは息苦しい。