シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

心情整理 その2

子供の頃の記憶はかなりあやふやで、自分でも親の態度でこうなった
(自己肯定できない、生きにくい、自分が何をしたいか感じるのが難しい、など)のか、よく分かりません。

「現在の父」を冷静に観察して確信に変わってきたこと、があります。

「性格は変わらないので、父は、私が小さいときも今の父とほぼ同じ性格だったのだろう。
と言うことは、私の望む形の愛情は貰っていなかったのだろう。

子供は、親が自分の生存の全てです。
衣食住を依存しているし、他に頼ることなど思いつきもしません。
激しい暴力を加える虐待親から、幼児が逃げ出せないのはそのためです。
親の愛情と保護を獲得するのは生存の為の必須条件。
父の愛情を得る為に、(意識したかは別にして)涙ぐましい・虚しい努力をしたであろうこと。
その虚しい努力が私の人格形成に影を落としたであろうこと。


父が愛しているのは、家族一人ひとりではなく、
「ちゃんと子育てをしてきた立派な社会人・父である自分」”だけ”だと思われてなりません。
子育ての動機のひとつ、なら全く問題ありません。
ですが、父には家族一人ひとりの人格の認知が欠けています。

鳩にえさをまく人は、一羽一羽の鳩は識別していないと思います。
自分の周りに「鳩たち」が集まり、自分がまいたえさを食べるのを見て満足する。
父もこのタイプ。
家族の性格や好みがどうとか、何を考えているとか、そういうことはどうでもいいのです。
自分に迷惑をかけず、世間体よくそこにいるのなら、どうでも。誰でも。
「自分の稼ぎで生活できているだろう!立派な夫&父だろう!」だけ。

上手く言えませんが。

急に鳩がつついたり、寄って来なかったり、自分のイメージの範囲外の行動を取ると不機嫌になる。
その時、「自分が何か鳩たちにとってのルール違反をしたのかな?」とはちらとも思わない。
「いつもエサをあげているのに、何だ、この態度は!!」
になる。

そんな感じ。



帰省しろとしつこいのも、寂しいとか、万一の時のことをちゃんと頼んで安心したい、と言うのもあるでしょうが、一番は、
「自分に従わないのが気に入らない」
のでしょうね・・・