シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

ノスタルジックな想念に決着を

自分に合った断捨離スタイルを模索中ですが、断捨離対象はモノだけでなく、想いもあります。
厳密には、物や記憶と絡み合ったままの想念…かな?

以前付き合いがあったけど、今は疎遠になっている人と再会することで、残っていたノスタルジックな想念・執着、己の加齢や年月の経過を受け入れることへの抵抗感を整理できることもあるようです。
何となく心のどこかに引っかかっている人や場所は、未整理のものが残っているというサインでしょうし。

親戚関係は祖父母の葬儀。
特にいとこには会う機会はもうないだろうというのもあって出席しました。
いとことは、10歳未満の頃に、祖父母宅で遊んだ懐かしい記憶があります。
その後は特に交流もないままで、数人は年賀状のやり取りはある程度。
会って意気投合、もなく、挨拶して、差しさわりのない世間話や、亡くなった祖父母の思い出話をして終わりでしたが、会って良かったな、と今でも思っています。
私の中で区切りがつきました。
「心の中でお別れも言った」的な。

学生時代で一番懐かしく、「みんなどうしているかな~」と思うのは高校時代。
5月の同窓会に行ったので、もう思い残すことはありません。
この時も、ゆっくり話せたのは一人だけで、他の人は挨拶して終わりな感じでした。
でも、みんなそれぞれの時間が流れて、今に至ってここにいるんだなぁ、と「青春時代の記憶」と、「現在」が私の中で繋がったようで、落ち着きのいい場所に記憶や気持ちを納められた感じがあります。

親戚も高校時代の友人も、ちゃんと「思い出の一ページ」に収まる人は収まっていることを確認して安心した、が近いかな…。




同じように、物の処分を通して、過去を整理して、残したいものだけきれいに記憶の棚に収めて、次へ行くための空きを作る時期のように思います。