シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

配偶者を亡くした友人に出来ること…

昨日、友人から喪中はがきが来て、奥さまを亡くされたと知りました。
何かできないかな~と考えて、詩集を送ることにしました。

すごく迷いました。
年賀状だけの付き合いになっているので、死因も知らないし、夫婦仲がどうだったかも知りません。
当然、ご本人の心境は知る由もありません。
分かったのは、はがきの住所から、「以前のお仕事を続けているようだ」ということだけ。

わんこロスに自分がなってみて分かったのは、死別悲嘆はその人だけのもので、形も深さも人それぞれ。刻々と変化していくし、本人にもどうなるかの予測もできなければ、今どうなのかも知覚できなかったり。
同じ口調でかけられた同じ言葉が、ある日は大きな慰めになって心に響き、ある日は自分を落ち込ませたりもしました。

だから、今は遠い関係になってしまった人に、うかつな言葉をかけて、かえって傷つけてしまったら・・・とも思います。
「いや、それでも、相手を思って出た言動だということは分かってくれて、最終的には好意的に受け取ってくれるはず。」というのは、こちらが「相手のために何かした」という自己満足のためのエクスキューズに過ぎず、相手が傷ついて、過敏になっているこの時期には、相手に別の精神的負担をかけることにもなりかねません。

自分はどうだったかな~と思い返しました。
そっとしておく=黙殺する も、勝手な言い草ではありますが、寂しい。

あなたを気にかけていますよ、という相手の温かい気持ちが嬉しかった。
「今はこういう時期よね」「そろそろこうしたら?」という押しつけは嫌だった。
ただ、「どうですか?」と確認するだけのスタンスでいてくれる人は心地よい。  そんな感じ。

最初は手紙を書こうと思いましたが、上っ面の言葉しか浮かばないので、代わりに、読むもよし、捨てるもよし(相手次第)のものを送ろうと思います。かんたんな言葉を添えて。

う~ん、変な押し付けにならないといいなぁ。
ただ、私が勝手にお見舞いの気持ちを送りたくなったんだな、ってことで、適当に流してくれるといいな。