シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

捨てる女   内澤旬子著

フリーのイラストレーター&ルポライター(?)の著者が、乳がんの治療を受ける中、物の溢れる我が家に我慢ならなくなり、数年がかりで身辺整理をする話。
片付け本ではなく、エッセイかな。
すごく面白くて、この著者の本、もう一冊借りてきました。

仕事の資料類、本人の趣味で集めた本の山、本の装丁がお好きだそうで、そのための道具やら、紙やらの在庫・・・配偶者も本好きなため、寝場所以外は本であふれていたそうです。

他人事でも笑えない。

我が家のホビールーム、まさしくその状態。
細いけもの道があるので何とか奥まで行けますが、びっちり荷物が詰まっています。

おかしいなぁ、何度か布は寄付にだし、本は時々処分して、食品在庫もかなり減ったのに。

この本の描写と自分がシンクロして楽しかったのかもしれません。


著者は、結局は、イラスト原画と希少本は展示即売会(?)で手放し、物減らしを完了したそうです。
ネットで調べると、今は東京を離れ、小豆島で山羊を飼っているそうで、ちょっとうらやましいです。

ちっとも感想&紹介になっていませんが・・・人間思いきりだな、と思った一冊です。