シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

小さき者の説得

幼い子供とか、動物って、「どうせ言っても分からないから、力でねじ伏せる」大人も多いけれど、違うよな~と思う今日この頃。
 
パート先の薬局には、保護者に連れられて小さな子も来ます。
保護者(親や祖父母)に説明していると、うろちょろしたり、薬を触ったり、敢えて保護者に話しかけたり、「飲み薬はいや!」と言い始めたり・・・と(結果的に)邪魔する子も大勢います。
 
でも、大抵は、 
 「もうすぐ説明が終わるから待っててね。」とか、
 「お薬飲んで、元気になろうね。」とか、
 子供自身に話しかけると、おとなしく待っていてくれます。
自分の存在が尊重されたら満足して、短時間なら待てる子が殆ど。
 
 
わんこにしても、「今日はこっちに行く!」と激しく引っ張るときも、
「今日は、遠くまでは連れて行ってあげられないんだよ。ごめんね。」と”説明&説得”する方が、
強引にリードを引っ張るより、よほどスムーズにこちらの意に沿ってくれます。
言っている細かい内容は分からなくても、尊重されている空気は感じ取って、
「仕方ない、今回は折れておくか。」
になるのかな~と想像しています。
説得は手間ではありますが、そのあと、お互い機嫌よくいられるなら、手間をかける価値は十二分にあります。
 
 
これは、大人でもそうですね。
パート先に来る大人のお客さんでも、「お待たせして申し訳ないですが・・・」と丁寧に事情を説明すれば、ほとんどの人は分かってくれます。
説明されれば、「後から出直す」「他の薬局に行く」など、ご本人も選べますし。
 
説明も、お詫びもなく放置されると、怒り出す人は大勢います。
 
誰でも、丁重に扱われたい。
 
   自分が丁重に扱われたいなら、他者も丁重に扱うべし。
 
私の親は、私に対してこの発想は全くありません。
親を反面教師にしようと思うことの一つです。