シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

親と付き合うメリット

これから、親と付き合いを続けた場合の私側のメリット

お金?
 幸い、多少の蓄えはできたので、余程のことがないと必要ないです。
 余程のことって、海外での臓器移植のため1億円要るとか、そういうレベ
 ル。
 父は、小額でも一生恩着せがましく言い続けるのは分かっているので、生死
 に関わる時でないと頼むなんてありえない。
 いえ、自分のことなら、頼まないなぁ。
 これも定めと受け入れるかも。同じ状況で、頼める人が全くいない人だって
 沢山いるんだから、と。
 
 もともと、親が自分の老後の為に貯めたお金を当てにするほど落ちぶれたく
 ないと思っていましたが。

労力?
 どうしても身内の力が必要な時・・・って、長期入院の時?
 父は、家事能力がないので、無理。(父レベルで十分な場合は、夫の助けで
 乗り切れるってことだから、父の出番なし)
 母は、今なら頼れるかもしれないけれど、どんどん弱っているので、数年後
 には無理だろうなぁ。
 ”いざという時の労力”にはならないですね。
 人を雇うしかない。

世間体?
 都会に住んでいるので、親と縁を切っていても、周りには全く分かりませ
 ん。仮に分かったとしても、近所づきあいもないし、噂にすらならないでし
 ょう。
 逆に、世話をしても「孝行娘」のありがたい称号はいただけません。

 子供がいれば、祖父母と付き合いがないのは「仲違いしている」ことの証明
 になるので、決まりが悪いですが、子供がいないとそれもなし。
 
夢見が悪い
 これはある・・・
 お葬式にも呼ばれない関係になってしまうと、両親が旅立ったあと、
 気持ちの整理に苦労しそうです。

相談相手?
 本来なら、老いた親の存在価値って、この一点に集約されていくんだと思い
 ます。
 心配をかけないように、深刻な相談はしないでしょうが、気心の知れた話相
 手としていてくれると、心強いでしょう。
 何といっても長い付き合い。お互いの大まかなライフイベントは知っている
 ので、いちいち説明しなくていいし。
 楽しく世間話が出来る人としていてくれれば、こちらも優しい気持ちになれ
 ると言うもの。


              ・・・無理だな。

 両親二人とも、何か言うと、
 
 「説教か自分の自慢話」 になるんです。

 あぁ、聞いてもらって良かった。気持ちが軽くなった。
  そんな心に滲みる会話をしたのは一体何年(何十年?)前でしょう。
  最近は、こちらが話し相手に当てにされて、聞かされてばかりです。

 職業柄、高齢者のエンドレスな話にもそこそこ上手く合わせる技術を身に付
 けているので、余計かな・・・。
 親も年を取ってきたので、話を聞くより聞いて欲しい、になるのは分かりま す。別にOKです。
 ただ、説教モードは勘弁。
 

こうやって羅列すると、縁が切れても私の生活が立ち行かなくなるようなデメリットはないようです。


・・・安心して心の整理を続けます。