著者はギリシャ正教の洗礼を受けている信者さんです。
お父さんがギリシャ正教の司祭。その縁もあって、聖地アトスへ行くようになったそうです。
女人禁制の場所だと、私はどうあがいても行くことはできないので、写真ででも見てみたいな~と思ったのと、アトスで修道生活を送る人たちの生活や気持ちが知りたいと思って図書館で借りました。
ギリシャというと、温かいイメージでしたが、冬はかなり冷えるみたいで、霧のかかった風景の写真がきれいでした。
修道士や巡礼者同士、同じ信仰をもつものの連帯なのか、皆親切でフレンドリーに接しあう雰囲気が伝わってきて、いいなぁと感じました。
信仰に生きることはどういう感じなのかのイメージは私には上手くつかめませんでしたが、修道士たちが死後天国に行くと確信し、神を信じ、心穏やかでいるのは・・・今の私には別世界ですが、平安を得る一つの道であるには違いないのだな、と思いました。
写真の修道士さんたちの表情がそう思わせてくれました。