この本は、題名よりは優しい視点の本でした。
著者の優しい人柄が分かる文章で、読みやすかったです。
「どんな人も完璧ではないから、知らないうちに娘に価値観を押し付けてしまったり、
相手の気持ちにより添えないときもあるよね。」
な感じです。(上手く言えませんが)
そうは言っても、娘側に心に傷が残ったり、自分らしく生きる妨げになったりもするので、
娘の立場の女性達に癒しの手引きも示しています。
癒しは
母に代わる人との出会い
自然による癒し
創造による癒し が載っていました。
私自身、母より年上のわんこ仲間の方に随分癒されたかも。
表面的な付き合いなので、具体的に何か心に響く言葉をもらったとか、
全面的に受け止めてもらえたことがあったとか・・・はないのですが、
安心して世間話・自分の話が出来るし、上手く聞き流してくださるのがありがたい存在です。
例えば、「バーゲンだからって開店前に並んで、張り切って買い物しちゃいました~」と言っても、
「若い人は欲しいものが一杯あるわよね~」 とか
「お小遣いなくなっちゃったんじゃないの?」 とか 批判せずに聞いてくれるのが嬉しい。
これが嬉しいって、自分が母親にどれだけ批判されてきたかが分かって虚しいですけど。
自然による癒し・・・私の場合はわんこかな~
散歩の時に、季節の移り変わりを感じるのも含めて。
創造による癒し・・・手芸でしょうか。
色々考えることも大切だけど、別のアプローチも併用するのがいいな、と思いました。