シンプルライフへの遠い道

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「子どもをダメにした親たち」

「子どもをダメにした親たち」 図書館からの放出品で読みました。
 
10人以上の子ども・若者が症例として描かれ、その3年後、20年後もありました。
 
精神病院に入院・通院するほど問題を抱えていた人たちも、
回復して、社会的に成功を収めたり、自分の道を見つけて幸せに暮らしている人もいます。
  (この事実には大いに励まされます)
 
逆に、自殺したり、「一生入院」が前提の施設に(親に)入れられたり、
    回復できずに終わる人たちもいます。
 
この本に出てきた人たちで、回復できたのは、
 ・親が親へのカウンセリングを通して自分を見つめなおし、
  子どもへの態度を変えた場合。
 ・親戚などの理解・支援してくれる親以外の人がいた場合。
 
回復できなかったのは、
 ・親は変わらず、子供への態度を変えない上に、親と距離をとる方法もなかった場合。
 
親子関係の歪みから心を病んだり、社会不適応を起した人が、
態度を変えない親と接していては回復しないのも当たり前。
 
 
私の親は変わりそうにありません。
(毎度書いていますが)兄(息子)から絶縁され、3年続いている事実がありながら、
自分たちは何も悪くない、思いやりある親、という態度を変えません。
しかも、いずれは和解出来ると思い込んでいるおめでたさには、なにやら病的な認識能力の欠如(現実受け入れへの頑固な拒否)を感じます。
 
彼らが、解決の為にカウンセリングに行くとは思えません。
  いずれ、兄が頭を冷やして、復縁できると思っているのに、
  第三者に恥を忍んで相談に行き、アドバイスに従うとは思えない。
 
私の黙殺も、黙って流しています。
何かあって、自分たちが声をかければ、以前どおり、言うことを聞くと思っているのかも?
 
親が変わらないなら、私が彼らからキッパリと離れ、回復への努力を地道に続けるしかないんだ。
今の方針で、いいんだ。
うかつに接触すれば、私は回復できない。
 
今の方針の正しさを再確認できた本でもありました。