シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

父の拒絶と父の弱さ

親の態度の一つ「拒否」
 
名前が付いて納得しました。
 
父の祖母への態度も「拒絶」なんだ、と再認識です。
私は、父は祖母を見捨てた、と解釈しています。
 
父は三人兄弟。
長男・・・30年以上前に祖父母と金銭トラブルで絶縁。
次男・・・父
三男・・・遺産の殆どをもらう変わりに、祖父母の老後の世話をする約束
      (正式な祖父の遺言もあり)
     祖父母の遺産を使い込んで、葬式代もない状態に。
 
祖父が亡くなったとき、三男が祖父母の財産を勝手に使い込み、残りがあるかも分からない状態なのが発覚。
三男のサラ金借金も沢山あることが判明。
 
次男(父)は、祖父の遺言でもらえるはずだった遺産は相続放棄し、三男とも絶縁宣言。
(念書を製作)
 
祖父の四十九日のときに交わした約束(念書のコピーは私も持っています)
 ・次男(父)は相続放棄する。
 ・三男とは絶縁する。ただし、祖母に関すること(葬儀など)のみ接触する。
 
これには、三男とその息子達がサインしています。
 
 
私が常々疑問だったのは、
 ・お金にだらしない三男に、祖母の年金管理を任せて大丈夫なのか?
  三男が、祖母の年金を担保に祖母の名前で借金したりして、
  祖母の入院費が払えなくなるのでは?
  遺産の使い込みを平気でやった人。可能性は十分。
  財産が本当に残っていないなら、祖母にとっては最後の砦です。
  認知症の祖母に代わり、誰かが守らなくてはいけないのでは?
 
 ・三男が「遺産を独り占めするために、遺産を売り払い、現金で隠し持っている」より、 
  「借金だらけで文無し」の可能性が高い状況。
  (いとこの証言によると、三男の家にはサラ金の請求書が沢山あったらしいし、
   祖父の葬式代もいとこに立て替えてと言っていたらしい。)
  祖父・祖母の葬儀費用は結局誰が負担することになるのか?
 
既に絶縁されて年月の経った長男が出てくることはない。
じゃあ、次男の父が手を引いたら、結局 孫(三男の息子達)が負担させられることになるのもちょっと想像すれば分かること。
 
昔、お袋の面倒は俺が見る! と息巻いていた父(祖母のことは好きだったらしい)が、自分の母親の面倒を甥っ子達に押し付けて平気なのかな?
 
父が、相続放棄して三男の約束違反を不問にした自分が、遺産を全てせしめた三男の責任(祖母の世話)を肩代わりするいわれはない、と思うのも分かります。
 
でも、本当に祖母が大事で心配なら、最低限、祖母の年金保全だけは必要なんじゃないか?
それは、第三者に祖母の成年後見人になってもらえば可能です。
成年後見人をつけるための手続き費用は、父が負担することになるだろうけど、
それも10万円もあれば出来ること。(そのくらいのお金のゆとりはある)
その他の事(祖母の医療費などが年金で足りなかった時の補填、祖母の葬儀費用)は三男が何とかしろ、でもいいわけです。
(祖母の年金が少なければ、生活保護申請もありえるし、祖母の葬儀は「直葬」もやむなし?)
 
やる気があれば、できたこと。
甥の一人は現地にいます。甥(私のいとこ)は、祖母にかわいがられていたし、父親(三男)に愛想を尽かしていたそうなので、祖母の年金保全の為の手続き手伝いはしてくれたでしょう。
 現地の情報収集を手伝ってもらい、手続きを進めることも可能。
父は今は引退していて、時間はたっぷりあるのだし。
 
でも、実際は、全て丸投げして、結果的に甥たちに押し付けて、
自分は、年に1、2回、入院中の祖母の見舞いに行くだけです。
 
父は、
 「弟が、報酬(遺産)だけ受け取って、約束(祖父母の世話)を果たさないのはおかしい」
ことを盾に、現実(祖母の年金を三男から守る必要があること、自分の親のことで、最後には甥たちに精神的にも、経済的にも多大な負担を掛けること)から目を逸らしているとしか思えません。
 
 
それは、
息子(兄)に絶縁されたのは、自分達の言動にも問題があったかもしれない、と考えることすら拒否していること、
 
「いつでもお父さんを頼りなさい」と言いながら、実際に弱音を吐いたら、受け付けないこと
 
この辺にも通じる気がします。
 
 
現実を認識するだけの精神力がない子どものままなのですね。
現実を認識したら、自分が動くかどうか決めなくてはいけません。
その場合、父の実家状況のように、納得しがたい理不尽な負担を選ばなくてはいけなくなる場合もある。(選ばなければ、罪悪感に耐えなくてはいけない)
それがいやだから、見ないふり。何事もないふり。
自分は大人として「正しい」「道理の通った」選択をしていると思い込む。
 
私はこうはなりたくない!!
自分が弱いのは分かっています。
でも、自分の弱さやわがままで、責任逃れしたら(自分にとってはそうではくても、世間の価値観は違う場合も含めて)、その事実だけはちゃんと受け入れたいです。
言うほどたやすいことじゃないけど。