アメリカの「自己愛性人格障害の診断基準」では、以下のうち5つ以上当てはまると”疑い濃厚”だそうです。
父の場合、家族への態度しか分かりませんが、私の勝手な見方で、当てはまると思うのは
1、4、5、6、7、9
毒親だと気付く前から違和感を感じていたか、で判断しました。
今の気持ちで判定すると、全部こじつけそうですから・・・
「不幸にする親」という本によると、毒親の「自分の都合が常に優先する親」タイプは、「自己愛性人格障害」の症状を持っている人が多いとありましたが、まさしくその通り!
母も、「自分の都合を常に優先する親」ですが、自己愛性ではないようです。
1.自己の重要性に関する誇大な感覚(例:業績やオ能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待する)。
自分は、”民間企業の厳しさ”の中で、立派に仕事をやり続けてきたと
思っている。
実際には、(苦労、頑張りは大いに認めますが)大企業の組織に
守られてきました。リストラにあってもクビにはならなかったし。
長年勤め上げた頑張りは勿論認めますが、大絶賛されるほどのこと
でもなし・・・
中小企業で働く方が、景気の波にもまれながら苦労なさっているこ
とを思うと、苦労のうちにはいるかどうか・・・
子育ての苦労を乗り越えて、子供たちを立派に育て上げたと思ってい
る。
実際は、育てたのは母。
父は稼いだだけ。
2.限りない成功、権力、才気、美しき、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。
3.自分が特別であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人達に(または施設で)しか理解されない、または関係があるべきだ、と信じている。
4.過剰な賞賛を求める。
些細なことでも、父の頑張りや成果にはみんなが「頑張ったね~」
「凄いね~」「さすがお父さん!」的な賞賛を要求します。
5.特権意識つまり、特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待する。
自分は家族内で特別と思っています。
一番いいものを使い、食べ、後始末は母など家族の仕事。
母をゴルフに誘った時、「ミニコースくらいまわればいいよ」と言った
らしいのには、呆れました。
自分は好きなだけコースに出て、練習するけど、母はその資格なし、
ってことらしいです。
「家長たる自分の命令に従っていればよい」という考えがありあり。
6.対人関係で相手を不当に利用する、つまり、自分自身の目的を達成するために他人を利用する。
家族をあごで使っても、何とも思っていないようです。
母にはお礼の一言もないことが多いですからね~
7.共感の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。
これについては、文句なく当てはまります。
どう育てばこんなに思いやりや共感力をなくせるのか・・・私にとっては
大きなナゾです。
8.しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。
9.尊大で傲慢な行動 または態度。
これもいつもですね。店員さんに対して特にそうです。
アンテナ工事をしてもらって、映りが気に入らない、ノイズが入ると
何度も何度も微調整に来てもらったのに、
「ちょっと様子を見て、大丈夫と確かめてからしか払わない」
と支払いを遅らせたりしたそうです。
自分は客だから偉い、と思いたくての態度・・・
一緒に買い物に行っても、店員さんに横柄な言動をするのでとっても
恥ずかしかったです。
専門家でもないし、詳しくは分かりませんが、やっぱりなぁ、という結果でした。
父は今でも「自己愛型」のままです。
出来るだけ接触せず、自分を守らなければ!!
人格障害の疑い濃厚な親に育てられたらどうなるのか・・・
人格障害疑い濃厚な人と、子供が同居していたら、どんな影響を受けるのか・・・
子供の場合は、親は正しく、自分を愛してくれていると信じています。
親の態度がおかしいと思っても、それは自分が悪いから、と思ってしまいます。
今の私自身の考え方から来る苦しみ・・・・やはり、親の育て方・接し方が大きな原因だったんだ!と日々確信が新たになります。
こうなったのは、自分のせいじゃない。
あの環境の中で、子供だった自分なりに、一生懸命生き延びてきた結果、環境に対応しようとした結果がこれなんだ。
そう思えるだけで、少し楽になります。
自分は人として、何か欠陥があって、こうなっているんだろうか??
自分は、なにかしくじったせいで、こうなっているんだろうか??
と思うこともありましたが、自分のせいじゃなかったんです。
ちょっと気楽になって、これから、にも目を向けながら進んでいこう。