シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

社会人になってから

大学卒業後就職し、とある田舎町に引っ越しました。

会社勤めをした数年は、物が溢れることは全くなく、簡素な生活。
理由は「お金がなかったから」&先輩と同居する寮生活

車がないと通勤もままならない土地だった為、入社と同時に車購入。
学生時代にこつこつ貯めたバイト代はなくなりました。

会社の独身寮に入れたので、家賃は格安、駐車場は無料だったのは大変助かりました。
寮は2DKに先輩と同居。
6畳間が個室でキッチン、ダイニング、洗面・お風呂・トイレは共用。
共用スペースの収納家具は初めから設置されていて、それぞれの私物の置き場所は決まっていたし、同居の先輩の迷惑にならないよう、極力共用スペースに置くものを増やさないように気をつけました。

自室は自由に物を増やせましたが、なにせお金がない・・・
車の維持費を払い、ちょっぴり積み立てしたら、お小遣いは月1万円あるかどうか。
たまに友達と外食したり、本を買ったりでなくなる額。

車通勤で、職場では制服だったので、服が欲しい気持ちはあまりありませんでしたが、結婚披露宴や二次会は別。
着ていく服がないのが何ともみじめでした。
みっともない格好で出席すると招待してくれた人にも失礼だから、と買いに行ったのですが・・・予算3万円で気に入ったのは5万円。
靴もバッグも・・・と揃えたくても難しい、といった調子。
結局、予算内で新調して出席しても、
「この場にふさわしい姿ではないような・・・」
と引け目を感じて、心からお祝いしたり、楽しんだり出来ませんでした。
そんな自分がとっても嫌でした。

今思い返し、当時の写真を見ても、変な格好をしているわけでもないのですが・・・
服装に関しては、小学生時代のトラウマフィルターがかかってしまうようです。


今は、お祝いの席だけは予算度外視で着たい服を買い揃えることを自分に許しています。
たとえ、一回しか着ない服でも!
その為に働きます。