シンプルライフへの遠い道

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毒親の葬式に行かなかったら後悔するのか

毒親の葬式に行かなかったら後悔するのか」は私の中での疑問で、「ないな」とは思っていましたが、今回義父の葬儀に参列して、「後悔はない」と再確認できました。
お義父さん、ありがとうございます。

葬送に参加する意味の一つに、「亡骸やお骨と対面して、”亡くなったという現実”を体験して、気持ちの区切りをつける」というのもあるらしいです。
確かに、「亡くなった」と聞くだけより、葬送に参加する方が実感して区切りがつきやすいです。

ですが、こちらがマイナス感情を持っている相手に関しては、私の場合はこれはあまり当てはまらないというか…
義父に対してはそうではありませんでしたが(そこまで熱い思いはないので)、自分の親だったら、亡骸でも顔を見るのは苦痛だし、遠い場所へわざわざ出向く面倒さや疲れなどを考えると、気持ちの区切りがつく一助になるメリットより、精神的苦痛・肉体的疲労の方が遥かに大きいです。

おじやおばから私の知らない親のエピソードを聞いたからと言って、今更な感じです。
聞いてみたい気もするけれど、コストが高すぎて見合わない。
骨を拾うとか、焼香するとかありえません。
反吐が出る(表現が悪くてすみません。でも、本音です。というか、文字通りの事態が発生しそうです)


義父にもいい感情はありませんが、冥福を祈ることはできました。
老犬を預けて葬儀に行きたくなかったので、わんこより長生きしてくれるよう祈っていました。
「密かにお願いしていた通りに、わんこより長生きしてくれてありがとうございます」と手を合わせてお礼も言いましたが、自分の親の冥福を祈るってあり得ないな…。そんな域には到達していません。

                                   ということを確認して帰ってきました。