シンプルライフへの遠い道

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父親の「絶縁したくない理由」

自分の事しか考えていないし、あまりに底が浅いとしか私には思えない彼。
絶縁したくない理由も、あまりに毒親らしく、あまりに説得力があり、あまりに心に響いて素敵でした。

「お前の近況を親戚に聞かれた時、答えられる自分でいたい」

恋人や配偶者との別れ話の時、「友達に、”連れ合いはどうしてる?”と聞かれた時、答えられる自分でいたいから別れたくない」と言われて、「ハイ分かりました。関係を続けましょう」と彼は答えるんだろうか?

この時は自分が彼に愛されていないことは思い知っていたので、「やっぱりね」でしたが、この交渉力のなさは何なのだろう?と別のところでもがっかりです。
この話をした一年後に会ったとき、絶縁はなかったものとしてふるまっていたので、「絶縁したくない」は彼の本心らしいので、彼なりに私を説得しようとしていたらしいのです。


彼の絶縁したくない本当の理由は、
・自由に支配できる奴隷、自分が絶対的に優位な立場だと思っている相手から関係を切られる侮辱を受け入れられない。
・老い先が心配。世話係を確保しておきたい。
・長男に続き、次女にも縁を切られたら世間体が悪い。

こんなところでしょう。


徐々に離れて彼や現状を見ることができるようになってくると、「毒親話によく出てくる残念な親の一人だよな~」です。

私はずいぶん人間という動物を買いかぶっているようです。