「一時は持ち直したのですが、状態が悪化しています。
お別れが近いのですが、最後の延命治療(心臓マッサージや人工呼吸器)を希望しますか?」
という家族の意思確認でした。
最初は延命希望だった義兄も、医師の説明(説得?)を聞いて、「延命はしなくていい」になりました。
血圧が下がり、腎機能低下で尿量が減って、血中酸素飽和濃度が下がり、意識レベル低下。
成年後見人さん経由で聞いた検査値から想像すると、「もう助からないだろうな」と素人の私でも分かる状態です。
夫は会いに行かないと言うので、成年後見人さんに亡くなった場合の諸手続きや葬儀の準備を依頼しました。
今日はいつ呼ばれてもいいように荷造りです。
結局、夫も私も義父に会ったのは約10年前の義母の四十九日が最後だった、になりそうです。
法事や義姉の葬儀などで帰省しても、夫は施設にいる義父に会いに行かなかったからなぁ。
私は、義母の遺産をもらったから、「仕事としてやる」感じです。
義父が家族に涙ながらに見送ってもらいたいと思っているとも思えませんが、「人は生きたように死んでいく」んだな…と思います。
親しみはないけど、結婚後、うちには干渉してこなかったから、関係がこじれるところまでは行かず(嫁:私の感情はこじれていますが)必要な手続きや儀式は淡々と進めてもらえる。
ごちゃごちゃ干渉して、支配を試みた私の親は、少なくとも次女(私)は葬儀にも来ないし、サポートもしない。