シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

2018年9月19日(水)

昨日はフルタイム。
社員さんが辞める話はオープンになっていました。
ご本人に聞くと、「親の介護」が理由でした。

これまで他のきょうだいが同居して、一人残った親を世話していたけれど、その人が実家を出ることになった。自分はこれまできょうだいに親を任せて好きにしてきたから、今度は自分が同居して親の世話をすることにした。
今まで通り別居して世話することも考えたけれど、職場と実家と今の住まいの距離や仕事の拘束時間を考えると、親が急に体調を崩したら対応できないので、実家の近くに転職する。

のだそうです。

今の職場の仕事の大変さ(社員さんは薬局での外来対応、在宅、OTC販売など業務が多岐にわたります)も理由の一つだそうですが、親の世話の為に転職って、今の日本の「介護離職問題」そのものだな~。

親と関わらないと決めて、本当に良かった!

この話の影響か、また悪夢を見ました。
私が犯罪被害に遭って、怪我をしていました。
父親は、「こういう時はどうのこうの」とうんちくを垂れて、「俺は賢い」的に悦に入っていました。
その話は、私への心配やアドバイスの変形ですらない、他人事のニュースを見聞きした時に言うような当たり障りのない浅い一般論レベル。
「この人は、本当に他人の痛みに全く関心がないんだな~。しかもどこかで聞いたような浅い話をして、自分は賢明だと思っているこの残念ぶりも相変わらずだな~」と失望を超えた白けた目で彼を見ていました。

この流れは、実家ではよく経験しました。
愛情の反対は憎しみではなく無関心、と言いますが、父親の場合は本当に家族に対して「無関心」。
本人は愛情深い夫・父親のつもりでいますが、相手の心情を想像することは全くありません。その能力がありません。どこかに置き忘れてきたのか、育たなかったのか…彼が経験してきた機能不全家庭での成長の悪影響なのだと思います。

彼は医療福祉関係者に、表面的な気づかいを示してもらって最期まで過ごせたら、それで「自分は大事にされて、愛されている」と上手に勘違いして、家族全員が一度も会いに来なくても、これまでの家族関係を振り返ることもなく、幸せに旅立つんだと思います。
それが彼の身につけた「生存戦略」なんだよな~
お幸せそうで羨ましい限りです。