シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

NYの人気セラピストが教える自分で心を手当てする方法 ガイ・ウィンチ著

科学的根拠のある方法をまとめた本。
拒絶、孤独、トラウマ・・・など7つの”心の傷”の手当の仕方が紹介されています。
それぞれ簡潔で分かりやすく、セルフケア用だけあって、ケアのやり方もシンプル。これまで接してきた情報や自分の体験から考えても、効果があるだろうと思える方法が多かったです。
手元に置いて、必要になったらその都度参考にしたい本-家庭の医学 心版、な感じです。
図書館で借りたけど、買おうかと思っています。

こういう時は専門家に相談しましょう、とおおよその目安も書かれているのも安心です。


個人的には、やはり毒親問題やわんこロスが気になるのですが、話したければ話せばいいし、書きたければ書けばいいし、思い出したくなければ、思い出さなければいい・・・その人の”何となくこうしたい”がその人に合ったケアだというのには励まされました。

当事者の集まりやカウンセリングを推奨する(ように私が受け取ってしまう)本も多いですが、人それぞれ、合う・合わないや、その人に合ったタイミング、やり方があるよね、と思っています。


失恋から立ち直るのにかかる時間は、付き合った期間1年につき1~2か月と言われている・・・というのも、参考になりました。
失恋じゃないけど、愛着を感じてきた相手の喪失と考えれば、わんこロスが落ち着くのに、2~3年かかっても不思議じゃないんだな~と勝手に解釈して自分を慰めてみたり。
親のことも、はっきり「愛されてはいなかった」と分かるまで(失恋まで?)35年位経っていたわけで、3~7年くらいかかるのも不思議じゃないのか…と納得したり。幼少期に刷り込まれたことを考えれば、親の件は失恋とはかなり違うのですが。


この本の内容も、読んで納得するだけではなく、やってみないとダメだな・・・と思います。
何事もそうですけど。
どの分野でもそうですが、新しい知見が次々と出てくるので、自分にあったペースで、この分野については新しい情報に接していたいとも思いました。