死ぬとき後悔しないかを考えた時、「今のままでOK!」な人はどのくらいいるんだろう
最近興味があるので、友達に聞いてみました。
友人は仕事大好き、仕事が生きがい、という人。
「余命宣告されても、今のままかな~。
仕事(研究)を引き継いでもらえるように、情報を整理して、心当たりに渡して回るだろうけど、
体と頭が使えるぎりぎりまで仕事してるってことに変わりないと思う。後悔はしないね。」
揺らぎがない。羨ましい限りです。
自分の気持ち(無意識)ともしっかりつながっていて、地に足のついた人生を歩んでいるのかというと、そうとも言えないかも・・・という部分があるのが人間の面白いところです。
友人はとにかく「自宅に一人でいること」が出来ない人。
ハードスケジュールで日ごろめちゃめちゃ忙しいので、たまの休み位家でゴロゴロして充電すればいいのに(いえ、やらないと体壊すよ)と思うのですが、ジムに行ったり、エステに行ったり、夫や友人と出かけたり、予定を入れてじっとしていません。
理由は、「考えたくもないことが浮上してくるから」だそうです。
「私は、そういうネタを掘り下げて、正体暴いて自分を知りたいタイプだけど、あなたはどうなの?」と聞いてみると、「掘りたい、知りたいとは思わない」とのこと。
「知りたくないことは知らないままでいて良し、というスタンスだから、”嫌な思いから逃げている”とも微妙に違うんだけど・・・。」という説明でした。
おそらく、そこに友人にとっての何かカギになるものがありそうなのですが、本人が探す気がないのなら、それはそれでいいこと。探したからって見つかるとは限らないし、そこでトラップされて、友人にとってもっと大切なこと(今だと仕事)がお留守になっては、友人にとっては「後悔する人生の使い方」になりかねません。
なるほど。
本当に人それぞれ。
「正体を暴かないと居心地が悪いもの」は人によって違うんだな~。
私は仕事を突き詰めようとは思わないものな。思索に耽る方がいいです。
友人の人生の決め方は、「その時の自分の希望をベースに、ご縁の波に乗る」のだそうで、ここは私と同じです。
まぁ、アラフィフになってくると、これまでの経験から、ご縁の力を知っているのでこういうスタイルになる人が多いのかも。
願望だけでごり押ししても上手くいかない時も多いけど、肩の力を抜いてタイミングをうかがっていると、意外と向こうからやってきたりしますから。
そのタイミングが来ない時は、「自分には縁がないようだから、ここは引こう」になる時もあれば、「もう少し待とう」、「別のアクション起こしてみるか」になったり・・・かな?
友人とは価値観も人生のスタイルも違うけど、聞くと真面目に考えて、言語化してくれるので関係が続いているのかもしれません。聞いて飽きません。