友人曰く「失敗は数限りなくあったし、今でもやらかすし、途中で断念した夢もあるけど、それが挫折かって言われると、微妙に違う気がする。挫折ってよく分からないのよね～。」
私も改めて聞かれて、自分にも経験がない気がして、二人で「う～ん、何なんだろうね？」という話になりました。
夫に聞いても、「挫折したことないから分からない」とのこと。
夫も、「そもそも挫折って何なの？分からない。」
夫は受験では浪人したし、浪人中にひどい喘息発作を起こすようになって、大学進学断念か？ な危機があったり、就職試験に落ちたり、苦労知らずで来たわけではないのですが…。
ネットで見ると、「目的をやり遂げる前に途中でダメになること、くじけてしまうこと、やり遂げようとする意欲や気力をなくしてしまうこと」だそうです。
う～ん、自分の経験を振り返ると、
「親と仲良くする」は挫けて、仲良くする意欲も消えたから「挫折」なんだろうか？
「一社会人として人並みに働く」は、不適応と能力不足で、”結婚退職”に逃げたから「挫折」なんだろうか？
挫折って、途中でダメになったり挫けたりしただけでなく、心のどこかに未練や未整理のもやもやが残っていること、なんじゃないかなと、今書いていて思いました。
「親と仲良くする」は諦めたけど、「どうにもならない関係もある」と高い代償を払って学んだな、と諦め半分、納得半分で受け入れているからか、「挫折」だとは思っていません。
会社で働き続けられなかったことも、当時は確かに挫折だと感じていた気がしますが、今は、当時の自分を振り返れば、あれは自然の成り行きだったな～、今、就職できたとしても、私の在り様では、似た道を辿るだろうな～、まぁ、あの経験も自分の向き不向きを知る貴重な情報だね、と消化しているからか、思い出しても挫折感はありません。
挫折って何なんでしょうね？
そして、友人に「挫折を知らないでしょう」という人たちは、挫折を知っていたら人としてのグレードが高いと思っているようなのですが、その根拠が知りたいです。
