シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

「相手に合せる」スキル

旅行中、何度か乗馬に行きました。
以前乗ったのは15年以上前だし、観光客向け乗馬は10回以上やったけど経験のうちに入らない。
実際、プロのお馬さんに乗せてもらって喜んでいただけだったのですが、インストラクターさんに、
「馬を知っている人だったからか、今日はこの子はいい子だった。(お客さんによっては、道草ばかり食って歩かないらしい)」と言われたり、
「今日は合わせてくれる人でよかったねぇ。」と馬に語りかけたり。
わんこに対しての基本スタンス「あなたの気持ちも大事にするけど、最低限のルールはこっちに合わせてね(下手でも乗せてね)」オーラが出ていたのかも。

お客向けのリップサービスでしょうけど、中には、お馬さんを物扱いしてとにかく服従させようとする人とか、馬のペースを全く見ない(余裕がない?)人とかいて、フォローするのが大変な時もあるそうです。

私からすると、動物相手なら、動物は言葉で表現できないのだから、余計に相手に合せる(顔色を見ながらこちら動く)のが当然だと思うけど、そういう発想もない人もいるよな~。


今読んでいる本で、インタビュアーになる前はとにかく自分が喋り倒してしまうタイプで、相手に合せて良く聴くこと仕事を通じて学んだ、と語っている人がいました。
自分が聴いてほしいのと同じように、相手も話したいことがあるっていう発想がなかったのか・・・と逆に驚きました。

こういうことがあって、良くも悪くも相手の顔色をうかがってから自分の動きを決めていくACな自分のやり方も、場所によっては「いい特技」なるのかもしれない、と思いました。
確かに、わんこ相手に、相手の気持ちを大事にするスタンスでいる人は意外と少ないです。人相手でもそうなのかも。

私の場合は、相手に合せるのはさほど苦痛ではないです。
そういう私の性格・やり方に付け込んでくる人が苦手で、嫌なだけです。
人によっては、相手の呼吸を読もうとすること自体、かなりのエネルギーが要るんだなぁ、と新鮮な再発見です。
私の「人に合わせる」は立派なスキルの一つなのかもしれない。