シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

余計な一言  齋藤学著

「無駄にネガティブ」「必要ない時に本音を言う」などの”余計な一言が出る状況&内容”を整理してある本・・・かな?

社会復帰も頭をよぎるけど、まだまだ今の私にはハードルが高いです。
対人スキルをアップさせれば、少しはハードルが下がるかな?と読んでみました。

”余計な一言”についての説明はとても参考になりました。
が、一番心を惹かれたのは、
フロイトの着眼点の紹介部分。
「うっかり言い間違えたように聞こえるところに、その人の心が現れている」という考え方。

夫とも共通見解です。
「心に全くないことは、酔っ払おうが、疲れ果てて判断力鈍っていようが出てこない → うっかり出てくるのは、その人の中にもともとあったもの」

自覚していない(目を逸らして無意識に封印している)妬みとか、根拠のない特権意識とか、気が緩んだときに出てくるよな~と思う。
他人がそうなら、自分もそうなわけで、恐ろしいことです。


もう一つ心に残ったのは、
「今は人が浅瀬で動きまわり、反射的に声を発しているような時代」だからこそ、一人で深く考える時間を持つことが大事だと思う、と言っていて、気が合うな~と思いました。

私自身がかなり理屈をこねまわすのが好きなタイプなのは分かっていますが、他の人の死生観とか、どうやって自分の本当の本音を探っているのか(あるいは、そんな作業はしなくても自分の深いところにスムーズにアクセスできて、足が地に付いた感覚で生きているのか) そういうことが知りたいです。
ですが・・・さすがに、ちょっと顔見知りになったの人に、いきなり、「あなたの死生観を聞きたい」というのは乱暴すぎるので難しいです。


余計な一言を減らすには、私の場合は「黙っている」のがいいのかもしれない(笑)
でないと考え過ぎて、ますます他人が恐くなりそうです。