シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

心が疲れたらお粥を食べなさい  吉村昇洋著

食養生の本かと思って借りたのですが、
「豊かに食べ、丁寧に生きる禅の教え」という副題の通りの本でした。
それはそれで、参考になりました。

今の私の問題は、「身辺整理がある程度まで進めば、自然に次の道が見えるだろう」と思いながら、肝心の身辺整理を疎かにして、つい、「次」を考える方にエネルギーを向けてしまうことです。

この本では、食への態度を説きながらも、生き方全てに、
「今に集中すること」
「一つ一つを丁寧にやること」
「手にあるものを大事にすること」
を考えさせてくれました。

あちこちで言われる内容ですが、実行するのは難しい・・・ダイエットや断捨離と同じ。
何度もしつこく自分にインプットして変えていくしかありません。
丁度手芸の宿題も一区切りついたので、また、「ごちゃごちゃ言い訳せずに毎日2時間TASK処理生活」に戻ろう。タスクをやる時は、それに集中しよう、と気合を入れ直すことが出来ました。


食については・・・「よく噛んで食べよう」と思っても、最初の数口は出来ても、一回の食事を通して続けることが出来ずにいましたが、回数ではなく、「丁寧に食べる」ことに意識を向ければ、よく噛んで、味わって食べるようになると書かれていて、なるほど、と思いました。
早速やってみましたがその通りでした。
食事も、「ながら」ではなく、一口食べ物を口に入れるごとに箸を置いて、味わうことに集中するのだそうです。
三食は今の私には難しくても、一人でゆっくり食べる昼食だけはやってみようと努力中です。
すぐに気が散って、TVを付けたくなるんですが・・・。