シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

ディグニティセラピー

「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」という本で紹介されていたセラピーで、質問に答えることでこれまでの人生を振り返る、というもの。

自分の人生で、最も記憶に残っていること、大切だと思っていること、最も重要な”達成したこと”、大切な人に知っておいてほしいこと・・・こういうことを考えるようです。

このセラピーをちらと考えてみて、わたしが達成したことで一番大事なことは、わんこのことだな、と思いました。
自分の都合で連れてきたから、せめて大事に世話をしようと思ってそうしてきたし、最期の時期は辛くなっても、逃げずにそばにいることだけはしようと以前から思っていて、何とか実行できたかな、と思う。わんこがどう感じていたかは分からないけど、”見捨てられた”とは思っていなかった…と思いたい。

姉家族のわんこの飼い方を見て、「何だか違うよな~」と思ったけど、わんこが「人生で一番大事なこと」な私と、「生活を彩る物事の一つ」でしか(おそらく)ない姉家族と、わんこへの温度差が大きくても仕方ないんだろうな、と思いました。

仕事が楽しくて生きがいの人には、「人間関係が面倒だから働きたくない」だとか、「○○にはやりがいを感じることが出来そうだけど、働くことにはいやなことがつきものだから、踏み出さないでいよう」とほざいて動かない私の生き方は、「自分で可能性を潰している、つまらない生き方」に見えるのだろうし。

それでも、仕事には、「報酬をもらう以上最低限果たさなくてはいけないライン」があるように、ペットを飼うにも、「命を預かる以上、このくらいの”幸せ&満足”は満たしてあげないと」というラインはあると思いますが。
問題は、この「ライン」が、人によって違い過ぎるということかもしれない。