シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

嫌われる恐怖と毒親の介護問題

親の老後に関わらないと決めてから、「でも、親戚などからあれこれ文句が来るといやだな~」と思っていました。

「相手に親の世話をしないと決めた自分の理由を納得してもらわないといけない」と思い込んでいたからです。
つまりは、「人道に反している」とか、「あまりに利己的だ」とか、批判されたり、嫌われたりしたくないらしい。

人間は群れで暮らす動物だから、「仲間に嫌われて排除される=死ぬ」恐怖が本能的にあるので、反射的に「嫌われたくない」「理解されたい」と思うのは、自然なことです。
特に私は「見捨てられ不安」が強いので、批判に弱いです。

でも、このネタでは・・・
「何か文句を言ってくる人=私に親の世話をさせたい人」だけ。
相手の目的が、私に親の世話をさせることで、背景を理解して納得することではない以上(背景などはどうでもいい)、何を言っても「それは分かるよ。でもね」になるのは想像に難くない。
こういう人は、「why?」と聞いてきても、説得の足掛かりにするつもりなだけで、相手の気持ちに寄り添って、「それなら仕方ない」と引き下がる気はありません。立場上、そうなるのはよく分かるし、自分でもそうするでしょう。


私も、他人に理解してもらいたい気持ちは、こういう場ではひっこめて、
「はい、おっしゃる通り。私は親不孝で、恩知らずな、人でなしです。だから、何もしません。」
「聞きたいなら、理由を説明しますが、聞くに堪えない不愉快な話を延々聞かされた挙句、説得に失敗するだけですけど、それでもいいですか?時間の無駄ですよ?」
と言えるくらい強くなりたいものです。


色々な場で、親の介護を押し付け合う子世代の、配偶者も巻き込んだ駆け引きや闘いを見聞きします。やりたくない、でも、悪評はいやだ、というのはわがままだ、ということはわきまえておきたいです。