シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

一日一生/続・一日一生 酒井雄さい著

天台宗大阿闍梨さんの言葉を集めたもの。

わんこが亡くなって、これからどうしようかな~とちらとは思うのですが、今は、今日一日何とかわんこに恥ずかしくないように、だらけずに過ごすだけで精いっぱいです。
書名の「一日一生」という言葉に救われる思いです。

著者は、自分は勉強は苦手だったけど歩くのは得意だったこともあって行者になったけど、それぞれ自分にできることを日々続けて行けばいいんじゃないの? というスタンス。
それで行くと、今の私がちまちま手芸を続けているのも、一種修行のようなものと言えなくもないし、作品を売ったり、展示会で発表したり、誰かに教えたりするわけでもないし、世の役には立たないよな・・・と決めつけずに、続けているうちに、何か見えてくるのかも、と肯定的にとらえることが出来ました。

世の役に立たなくても、手仕事が精神安定剤の役目は果たしているから、心を病んで、マイナスオーラを世にふりまいたり、医療費の保険負担分を世間様に払っていただくようになるよりは、いいかな、とも思います。

わんこがいた時も、わんこは好きで一緒に暮らしているだけで、世の役には立っていないよな~(わんこの為に使うお金が、世を潤してはいましたが)と思っていましたが、わんこが高齢になると癒しパワーを振りまきながら歩いていたらしく、わんこ好きの方には可愛がっていただきました。
これも、わんこが若い時に決めつけていたら見えなかったことで、焦らず流れに任せておくことも大事なようです。
・・・・こういうこともこの本でも何度も書かれていて、自分の生き方も、そう間違ってはいなかったのかもしれない、と思えました。

あまり力まず、決めつけず、流れに任せつつ、その日その日に出来ることを一生懸命やる
 
                                             これに尽きるようです。