シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

悲嘆

先日わんこが旅立って行きました。
状況を獣医さんに話したところ、「心臓発作だろう」とのことでした。
家族に見守られて、あまり苦しまずに、旅立てて、大往生だったと思います。

亡くなってすぐは、亡くなる直前、あれこれ検査したり、沢山散歩させたことが引き金になったかと自分を責めたりもしました。ですが、寿命だったんだな、と今は思えます。

先月下旬には、これまでと違う衰えを感じて、旅立ちが近いのかも、と思ったりしていました。
病気のせいなら、治療法もあるかもしれないと検査をしてもらったのですが、すぐにどうこうという異常はなかったです。
なので、亡くなる前日に発作を起こした時も、「今は家にいる方がいい」と自信を持って判断できて、家族でゆっくり過ごすことが出来ました。そうでなかったらリンパ腫が知らないうちに内臓転移したのかも!とか、腎臓病悪化か?と動揺して、病院に行くか迷うばかりで、わんことまったりは過ごせなかったでしょう。
最後の夜は、一緒に寝たし。わんこも安心して、ゆっくり過ごせたかな…。

亡くなる数日前には、珍しくわんこが行く気になって、1時間半くらい、のんびり大回りの散歩をしました。
歩き方はいつもよりゆっくりで、わんこには負担だろうな、とは思いましたが、暑くなればわんこが行きたがっても無理はさせられないし、秋が来て涼しくなるころには足腰がもっと弱って、散歩も遠くには行けなくなるだろうと思い、「これが最後ののんびり散歩かも知れないから、好きなところに行こうね。」とお供しました。
あの時散歩を短くしたからと言って、わんこの寿命が数か月延びたとも思えないし、最後に好きに歩かせてあげてよかったです。わんこも楽しそうに尻尾を振りながら歩いていました。


ちいさな後悔は沢山、沢山ありますが、その時その時、一生懸命考えて、やってきました。
お散歩も、お世話も、自分が疲れたからとサボらずに、「大事にする」約束を守ってきました。

そのおかげか、すごく寂しくて、悲しくて、泣いてばかりですが、後悔や自責は少なく、わんこへのありがとうでいっぱいです。

でも、すごく悲しいです。
気が済むまで、ぐずぐず泣いていよう。