シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

この不安の正体は

数日前から漫然とした不安感に襲われています。
原因は分かっています。
「なんとなく、わんこの口角の腫れがまた大きくなってきた気がする」から。

今日、獣医さんに診てもらいましたが、「お薬(ステロイド)の量は変えずに、様子を見ても大丈夫な感じですよ。」と、私の「大きくなっているのでは?」というのは、「心配し過ぎ」だった感じでした。

獣医さんは、「リンパ腫だからいつかは一線を越えて悪化し、やがて旅立って行く」ことは何度も経験済みで、「今元気でいられる時間を大切に過ごすのがいいですよ」と言ってくれます。
私もそう思っています。
ダメもとで試したインタードッグが効いて、多分、1~2か月は一緒にいられる時間が長くなりました。
奇跡が起きて、リンパ腫と共存できたとしても、高齢なので、徐々に弱っていくのは避けられません。

分かってはいても、ちょっとでも悪化の兆しがあると、悪い方に考えて、果てしなく動揺してしまいます。
私の修行もまだまだです。
がんの悪化や再発を心配しながら過ごしている方々の不安やストレスはいかばかりか・・・。
この立場になって、やっと、ほんの少し分かった気がします。



私は自分の親も、義父も看取る気がありません。(実際にどうなるかは分かりませんが、自分が家族代表でケアの中心になる気は全くありません)
なので、わんこが先生になって、死にまつわることを教えてくれるのだろうと思っています。

私自身の死生観だとか、
死に向かっていく道程がどんな感じなのか、とか、
看取るとはどういうことなのか、 とか。

今はわんこから死にまつわることではなく、高齢になってあちこち衰えてきても人生楽しむ極意を学ぶつもりでいるべき時期なんだろうな・・・。
それなのに、いきなり、「死のレッスンが始まっている!」と思うから、情緒不安定になるのだと思います。

・・・・と分かっていても、何かあるとままならない自分を持て余しています。



じっとしていると余計しんどくなるので、あれこれ作業に精を出しています。
今日は残っていた家計簿未記入三か月分を仕上げました。気は晴れなくても、「やることリスト」から一つ消えました。