たまにお会いする20歳のご長寿わんこ。
昨日、久しぶりにお会いしました。春風に吹かれて気持ち良さそうにしていました。
長生きパワーをもらえる気がして、会えるととても嬉しいです。
飼い主さんに伺うと、以前は3頭飼っていて、2頭は15歳前後で亡くなったそうです。
メラノーマという癌で亡くなった子は、手術したものの再発し、口の中に腫瘍が拡がって、最後は臭いもきつかったし、わんこも亡くなる数日前から痛がっていたそうです。
子犬の頃から体が弱かった子は、中年の時期は体調も良く元気になったけど、年を取ってからまた不調が増え、最後はおなかの調子がずっと悪かったとか。
2頭とも、旅立ちの時に立ち会えて良かった、とおっしゃっていました。
20歳の子も、心臓病が進んでいて、「いつ、心臓の弁が切れて、突然亡くなるかわからないから覚悟はしておいて。」と獣医さんに言われているそうです。
心臓病からくる咳が出たり、目が離せない様子です。
20歳を迎えられていいな~と思いますが、それぞれの子にそれぞれの寿命があって、同じ家で、同じように大事にされていても、その時が来たらお迎えが来てしまうのですね。
自分の世話が悪かったのかな…と思ってしまう時がありますが、そんな風に考えるのは止めよう、と思えました。
この考えは、裏を返せば、自分の世話がもっと良かったら、わんこは病気にならなかった→自分にはわんこの寿命を左右する力がある、という驕りでもあります。
私はたまに会うだけなので、長生きでいいな~と思いますが、飼い主さん家族は、ちょっとの体調変化に一喜一憂したり、心配が尽きない時もあると思います。
今を大事にして楽しく過ごして、いよいよになったら腹をくくりたい、と思うのですが、
癌にならなかったとしても、もういつお迎えが来てもおかしくない年齢になっているのだから、あれこれ気に病んでもわんこにも悪影響なだけ、
こうやって悩めるのも、わんこが長生きしてくれたからこそ・・・
自分に言い聞かせるのですが、なかなか気持ちはついてきません。
ネット上で応援していたご長寿わんこさんも、亡くなる数年前から徐々に痩せて、足腰も弱っていたそうで、飼い主さんは、「細くなってしまったな~」と切なくなる時もあっただろうな、と思います。
覚悟しなくちゃ!と無理しているのかな・・・わたし。
覚悟出来たら、気持ちが楽になると思っているのかな。
そう甘いものじゃないよね・・・。