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アドラー心理学と私の親子関係

最初に触れた時は、トラウマを否定するアドラー心理学に反発を感じて離れましたが、TVでの解説番組を見て、納得できる部分が増えました。
「何かメリットがあるから、自分でその選択をしている」というのがアドラーの考えらしいです。


子どもの頃何があったのか、どうして親がそういう言動をしたのか、その時自分はどう感じたのか、これから自分はどうしたいのか、大体整理がついているのに、未だに親にこだわる理由。

「酷い体験でしたね。あなたが親と絶縁するのも理解できますよ。」と言ってもらいたい。
認めてもらいたい。
そこまでいかなくても、「ふむふむ、そういうことがあって、あなたはとても腹が立ったんですね(嫌だったんですね。辛かったんですね。)」と受け止めてもらいたい。

親のことになると、「その裏には親の愛があったに違いないのに、そういう風に悪く言うのはいかがなものか。」「親には悪気はなかったんだから、許してあげなさい。」こういう反応が多い。

その言動をしたのが、”パワハラ上司”だったとして、同じことを言うのだろうか?
クラスメートがこうだった、というとき、あなたへの友情がベースにあるんだから、とたしなめるだろうか?
違うよな~ と思うだけに、納得がいかない。


他人がどう思おうと、「私はこう思うから、こうする。」でいいじゃないの? という人もいますが、
「あなたがそうしたいならそうすれば?」 と静かに放置してくれるなら、私の気持ちを認めてほしい!は甘えだな、と思いますが、「あなたの選択はおかしい。あなたの感覚はおかしい。」と反応する人が多いので、しんどい。

周りの反応をしんどく感じる自分も、親を敬愛するのが当たり前という価値観の人の意見も横に置いて、今は進むことを選ぶ時期なのかも。
以前に比べれば、「毒親」という言葉も浸透しているけれど、私が満足できるほど世の感覚が変わるのはずーっと後のことだろうから。それを待っていたら寿命が尽きそうです。