シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

何歳まで生きますか?  前田隆弘著

著者(編者?)の同年代の人に死生観をインタビューしてまとめた本。
自分と割と年の近い人たちの語りに興味がわき読みました。

不老不死の薬欲しい! という人もいれば、
日々生きていくのも何かと面倒だし、楽に死ねるなら、今日死んでもいいな、という人もいる。

突然死がいいという人もいれば、
死期を悟って逝く方がいいという人も。

本当に人それぞれです。


自分の死生観も考えたのですが、う~ん、言葉にするのは難しい。

今はわんこのことが気がかりで、わんこには出来るだけ元気で長生きしてほしいから、
「天寿を全うするまで、精いっぱい生きるのが王道だ!(それが正しいとか、他の人もそうするべきという意味ではないです。)」
と思い始めていますが、自分に当てはめられるのかというのはなはだ疑問。

私のキーワードは「後悔」と「仕方ない
人生何があるか分からないし、いつ死ぬかもわからない。
でも、「もうすぐ自分は死ぬんだろうな~」と思ったときに、「ああしていれば良かった。」と後悔に苛まれるんじゃ、自分は安らかには死ねないだろうし、死ぬときくらいは安らかでいたい。
だから、何かあるたびに、しんどくても、必死で考えて、あがいて、そして決める。
決めてからも揺らぐことの方が多いけど、自分の中で、ある一定以上考え抜いたんだという手ごたえがあったら、
「結果は自分の望みとは違ったけど、あの時考え抜いた結果だから仕方ない。」とあきらめもつくような気がしています。

かなり鬱々な性格の割に、「幸福度チェック」をやると、意外と幸福度が高いのは、これまでの人生で、何かにつけて思い出して悔やむような後悔ネタがないからのようです。
今はかなり満たされた生活を送れていることもかなり大きいですが。


この本では死生観・人生観が語られていますが、

本当に人それぞれだから、他人の声は参考程度に聞き流して、自分の道を行き、その結果を引き受けるしかないし、それが一番いいな。

と思ったのでした。