シンプルライフへの遠い道

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別の獣医さんの意見

掛かりつけの病院は、何人も獣医さんがいます。いつもの先生が休みで、他の獣医さんに診てもらう機会があったので、わんこの治療についてしつこく聞いてみました。

一人目
リンパ腫はプロトコール(効果が立証されている抗がん剤投与方法)以外ではあまり抗がん剤治療しませんね~。
癌に詳しい感じでもなかったし、突っ込んでは聞かず。

2人目
うちの子と同じ皮膚型リンパ腫を1,2例診たことがあるそうです。
身体の他の部分に広がっていないかも丁寧にチェックしてくれました。
内臓への転移より、皮膚全体への拡散の印象が強いそうで、
「顔にある場合、鼻に広がると、呼吸が苦しくなる」 とのこと。
のどへの拡がりを聞くと、「それもありうる」
ただ、診た子たちは、食事も最後まで取れていたそうです。

そもそも、皮膚型リンパ腫は症例も少ないし、情報がないから、治療も手探り。
余命も診断から半年程度と言われているけれど、最初は皮膚病として治療して、「治らないね、何かおかしいね」と検査をして分かることがほとんどだから、発症から考えるともっと長いし、癌が大人しくしている期間が長ければ、それだけ余命も長いのではないかと思う。

抗癌剤については、
使えるかは年齢ではなく、健康状態次第。
一度使って、効くかどうか見るのも一つの方法。1回で止めてもいいのだから。
T細胞型は効きにくいと言われているけれど、効く子には効く。
副作用の出方は個体差が大きいから、これも使ってみないと分からない。

ステロイドについては、
今の2.5mgだと少なすぎて、抗がん作用も、皮膚の炎症を抑える作用もあまり期待できない。
抗がん作用を期待するなら、一日10mg、皮膚状態を少しでもよく維持したいという場合も、1日5mgは必要だと思う。

抗癌剤以外の治療については、
免疫を高める療法。わんこが喜ぶものを食べさせて、体力をつける。


この先生には、インタードッグもしっかり週3回打っているし、サプリも使っているようだから、(抗癌剤以外で)出来ることはちゃんとやっていますね、と言われて、ちょっと救われました。
頻回通院できなかったり、お金をかけられなかったりで、インタードッグを週3回使うケースは実際は少ないそうです。


昨日は、足を引きずる症状でも診てもらったのですが、原因は首でした。
追加の薬と、ステロイドを5mgに増量して様子を見ることになりました。

レントゲンでは、首や背骨にも老化が・・・骨と骨のあいだが狭くなっていたり、変に出っ張った骨が出来ていたり(かかる圧力を分散するために出来るらしいです)。
気管は本来まっすぐなのに、のどのあたりで少し曲がっていました。もしかするとのどのリンパが腫れてきているのかも、とのこと。確定診断には麻酔下でのCT撮影が必要だけど、麻酔は体力奪って免疫力も下げるし、やる必要はないでしょう、と言われました。



抗癌剤をやるかで迷っているときに首を痛めたのは、
「もういい加減高齢なんだから、無理させないで。」
とわんこが言っているような気もしています。

口角の病変は大きくなって、浸出液も出ています。
ステロイドを5mgに増やしたから、少しでも状態が良くなればいいな・・・。
5mgで継続できそうだったら、せめて皮膚状態を良くするために、5mgで続けたいです。