シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

サードオピニオン

わんこのことではまだ迷っています。
数年前から時々診てもらっている近所の病院に相談に行こうか…と思っていたところ、わんこが足を引きずって痛そうにし始めたので、「これは相談に行けというお告げだ」と思い、行ってきました。

幸い腰痛は軽症で、今リンパ腫でステロイドを飲んでいるなら、1日おきを毎日に増やして、数日様子を見ても大丈夫でしょう、とのこと。(ステロイドと痛み止めの併用は出来ないそうです)
だいぶ回復してきました。

問題のリンパ腫は、
・病理検査をした先生は知りあいで、診断眼は信頼できるから、この先生の判断&T細胞性のクロナリティがはっきり出ているなら、リンパ腫に間違いない(病理診断ミスはない)。

・今後、どういう風に病気が進むかは誰にも分からない。
今は外側に癌が育っているけれど、これが内側に向かっていき、のどの方に広がると、食事がとれなくなったり、呼吸が苦しくなる可能性もある。そうなると、わんこは苦しむだろう。

・わんこの年齢や体調を考えると、リンパ腫で推奨されている積極的な抗がん剤治療は無理。

メトロノーム療法は、リンパ腫にも一定のエビデンスがあるので、積極的な治療をするなら、自分もこれしかないと思う。
低用量(25%程度)から始めて、効果や副作用を見ながら徐々に増量するやり方なら、比較的安全だが、吐き気が出やすい体質、高齢&持病も多いこと、ステロイドで副作用が出たことを考えると、飼い主さんの判断次第。
低用量でやるメトロノーム療法の更に少ない量から始めることになるので、増量にも時間がかかるし、期待できる効果も低いので、やるなら早く始めないと、たとえ効いても、癌が進んでからだと癌の勢いの方が強くて、病気の進行を止められなくなる。

・自分の経験では、インタードッグよりインターキャットの方が効いた感じがあるので、インタードッグが効かなかったら、インターキャットを試すのも良いと思う。

・積極的な治療をしない場合は、ある期間はわんこは今の生活を維持できるけれど、確実に病状が進行していくので、飼い主さんが腹をくくれるかがカギになる。

・自分が飼い主だったら、免疫力を高める治療(インタードッグなど)や、サプリメントをやる。
 (抗がん剤はやらない)

私が、
ステロイドの副作用でわんこの体調が悪かった期間、その分寿命が延びたとしても、わんこにとって喜ばしいものではなかったんじゃないかと思う。今はステロイドを減らして、散歩も楽しそうだし、ご飯も喜んで食べているので、そういう日々を過ごしてほしいと話したら、
「それなら、抗がん剤はやらない方がいいですよ。」 というお話でした。


病院に行ったとき、たまたま知り合いの飼い主さんが来ました。
うちのわんこと年齢の近いわんこが、リンパ腫で、今は呼吸が苦しいのでそのケア用にと酸素ボンベを車で持ち帰るところでした。
詳しくは聞けなかったのですが、リンパ腫かどうかの確定診断もしていない、とのことだったので、抗がん剤はやらずに緩和ケアを選んだのだろうと思います。
食事は取れているということでした。


栄養指導の先生にも体験談をうかがいました。
18歳と高齢だったので、抗がん剤はやらず、転移による吐き気を抑える治療だけにしたそうです。
緩和ケアの効果があり、最期は穏やかに旅立って行ったそうです。


去年亡くなった年の近いわんこは、脾臓に腫瘍があると分かったけれど、手術はしなかったそうです。亡くなる前、「元気がなくなって、散歩に出たがらない」と言っていたのに、病院に連れて行かないのが不思議だったのですが、わんこが凄く苦しそう、というわけでもなかったので、自宅でゆったり過ごしてしていたそうです。最期も苦しまずに旅立って行ったそうです。


夫は、「ステロイドすら無理だったんだから、抗がん剤に耐えられると思えない。抗がん剤をやらないからって、”何もしていない”のではなく、免疫を高める治療や、持病を悪くしないための補液は続けているわけで、飼い主の選択が緩和ケアだというだけ。
抗がん剤をやりたいなら止めない。でも、副作用で苦しんだり、結果的に寿命が縮んでも仕方ない、と覚悟してやらないとダメだ。」 という意見。



抗癌剤はやらない方向で気持ちが傾いています。
「やるなら早い方がいい」と私も思うので、疑問点を整理して、もう一度主治医に相談してから最終決断しようと思います。

私が一番怖いのは、癌が進んだときに、わんこが苦しむことです。
どういう苦しみが出る可能性が高いのか、それに対して出来る処置とその効果も確認しておきたいです。