シンプルライフへの遠い道

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わんこ 手術へ

自分の頭の中を整理するための独り言です。

脳みそが沸騰するくらい考えて、迷いに迷って、夫ともよく話し合って、わんこの手術をすることにしました。
獣医さんには、「”この方法が一番合っている”と提案するのが難しいので、飼い主さんに決めてもらうしかない」と言われました。
責任放棄じゃなくて、正直なところそうなんだろうな、と思います。

予後も推測しにくい(データが凄く少ない)珍しいタイプで、転移しているかは分からないし、わんこは高齢・持病ありだけど、手術できなくはなく、手術で治るかもしれない・・・。
今やっている治療は継続できない状態。
手術の負担がどう出るかもやってみないと分からない。



最初は、病巣が2個だから手術しても意味がない(すでに転移している)とあきらめていましたが、昨日の検査では、2個目からは癌細胞は見つかりませんでした。
ステロイドが効いて、2個目も小さくなっていたので、癌細胞が見つかりにくくなっていただけかもしれません。

わんこはステロイドを始めてから、食欲が落ちて、元気もありません。
急に止めると却って体調を崩すので、徐々に減量中です。
ステロイドを始めて2週間目の昨日の血液検査の結果は悪化していました。
今後、高容量ステロイドで緩和ケア、というわけにはいかないようです。

残る手立ては、2択。
・「病巣が1個しかないなら、手術で根治するかもしれない(少ない情報によれば確率は50%)可能性」にかけて手術

ステロイドを止めるか、
 減量していき、わんこに悪影響のない低用量が見つかれば、その量で維持管理
    ステロイドだけでもこんなに影響が出るのに、とても抗がん剤は出来ません。
    免疫抑制剤も無理だろう…な感じです。

手術も負担ではありますが、患部は歯茎の一部(1cm位)なので、開腹手術とは違い、麻酔の負担を乗り越えられれば、大丈夫ではないかと思っての判断です。
獣医さんは、手術は出来そうだけど、出来るだけ弱っている内臓への負担を減らすため、術前・術後は二日ずつ半日入院して静脈点滴した方がよい、とのお話でした。


ステロイドも手術も止めて過ごす方法もあります。
それが一番いいのでは? と思ったりもします。
ですが、歯茎の赤みだったのが、できものになるのに半年以上かかったからと言って、今後も同じ速度で進んでいくのかは分かりません。大きくなりすぎたせいで、食欲はあるのに食事がとれなくなったら…という心配もあります。(わんこの口の中の癌ではこういう例もあるようです)

わたしが以前手術で取った出来物は、1cm位に育つのに1年以上かかったのに、数か月で2cmになりました。
ある時点から、急に大きくなったり、全身に転移する可能性もあるし、逆に、このままゆるゆると共存する可能性もあります。

手術の負担で命を落としたり、がっくり元気をなくすかもしれません。
どうなるか、誰にも分かりません。


術前の点滴の後、再度血液検査をして最終決定かな、と思っています。



こうやってわんこのことで悩みまくっていると、この負担をたとえ夫でも他人に押し付けるわけにはいかないな、と切実に思います。

自分の治療のことは自分で決めなきゃならないし、意思表示や判断が難しくなった時はどうして欲しいか、書き残しておかないと。