シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

わんこの病気と見捨てられ体験と

親のことは出来るだけ頭から追い出すようにしていますが、新たにわんこの病気が分かってから、また考えています。
「犬は死んだっちゃろ?(死んだんだろ?)」と言ったあの男の声が蘇りました。


私がわんこのために出来ることは少ないです。
病気を代わることは出来ないので、そばにいることしか出来ません。

子どもの頃、私が風邪をひいたときに、そばにいてほしいとか、いたわってほしいというそぶりを見せると、他の家族全員で、
「あいつは甘えているだけだ。大した病気じゃないくせに。ハハハ・・・」と嘲られた悲しい記憶が蘇ります。


大人になってからも、親が大喜びで私の不調を嘲ったり、助けを求めても、「根性が足りないだけだ。」と見捨てられた記憶が蘇ります。


さんざん考えつくしたことで、今更謝ってほしいとか、代償(別の優しさ)が得られるとか、そういうことは期待しなくなりました。
ただ、こうな風に私の人生に事件が起きるたびに、彼らの仕打ちを思い出して、寂しく・哀しくなるのです。


縁は切ったから、今後、彼らが誰かに寄り添ってほしくなった時に頭の隅に私を思い出しても(奴隷よろしく使いたいと願っても)、それは叶いません。
そう考えてみても、「これが私の復讐よ!」と気が晴れるわけでもなく・・・。


何もしてもらえなくても、飼い主がそばにいて、「どうしたの?」「大丈夫だよ」と言うだけで、ちょっぴり安心する風のわんこを見ていると、子どもの時に、見捨てられ続けて、心細く悲しく思う気持ちを今でも引きずっているのも仕方ないのかな、と思ったりしています。