シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

母親の憑依

「母親の思うとおりにしなくちゃ!」と無意識に動いていた時の自分の精神状態が分かりました。
文字通り、「憑依」されてました!

入院前に年賀状出そうと、まずは夫と連名で出す親戚用の準備をしました。
去年母親から届いた年賀状が出てきました。
ペン習字をやっているので、裏表手書き。

6月の最後の電話でも、「年賀状だけはちょうだいよ」と言っていた母親。

こうやって書いて出しているのに、返事なしじゃ寂しいし、辛い!!

                            と、自分が凄く悲しく辛い気持ちになっていました。

日ごろ、相手の気持ちを想像するときは、「想像している自分」を自覚して、「今考えているのは他人の気持ちで、自分の気持ちを感じ取っているのではない」ことは、いちいち意識しなくても分かっています。
熱いコーヒーを膝にこぼした人を見て、「うわっ、熱そう!」とは思っても、「あちち!!」にはならないのと同じです。
母親に関しては、自分が「あちち!」と感じる状態にされていたことが分かりました。恐ろしや。


冷静に距離を取って心の流れを見ることが出来た今回は、
こういう風に、母親の気持ちが自分の気持ちと同じく、生々しく切迫した感覚で襲ってくるから、母親の言いなりだったわけね、
                                                   と納得。

まさしく、「乗っ取られ状態」。


あぁー、今、憑依されてるわ、     と自覚できたので、

たとえ悲しかろうが、それは自分の言動が招いた結果だから、母親しか引き受けることが出来ない現実だよね。
私は、もう彼女とも付き合えない!という自分の魂の叫びに従がおう。

と判断できました。   もちろん、年賀状は出しません。

詭弁かも知れませんが、今の私にできる数少ない親孝行です。
年賀状出せば、「なんだかんだ言っても、親子なんだから、本当に困ったときは助けてくれる。」という彼女の妄想に根拠を与えてしまいます。
「年賀状は来るんだから、縁は切れていない」と。

年賀状が来ないことを、現実を見るきっかけにしてほしいです。