シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

となりの脅迫者  スーザン・フォワード著

この本のおかげで、長年の疑問が一つ解けました。
この本では、夫婦関係、会社での人間関係などについても書かれていたのですが、私は毒親対策に読みました。

自分たちのことしか考えないのはよく分かるのだけど、老後の世話を当てにしていた兄夫婦に去られたのだから、老後の世話をさせるために(己の利益の為に)、残った娘たちのことは少しは大事にするふりくらいはするのが(ずる)賢いやりかたじゃないの
それなのに、私のことは好き放題嘲って、軽んじるのはなぜだろう?
息子が去ったのに、「子供たちは何があろうと自分たちを捨てない」とどうして思えるんだろう?
 
大いなる謎です。

----------------引用----------------------

 もしある人物の第一の目的があなたに勝利することなら、その人物は-

・あなたを支配しようとする。
・あなたの抗議や抵抗を無視する。
・自分の性格や動機はあなたのそれよりも勝っている、と主張する。
・あなたとその人物のあいだに生じた問題の責任をまったく引き受けようとしない。

------------------引用終わり-------------------

私の両親の生態にあまりにもぴったり当てはまるので笑ってしまいました。

彼らは、私が幼かった頃、絶対上位にいて、好きに支配できる立場にいた自己イメージにしがみついているので、どうしようもないな・・・ という、いつもの結論に。


妻に看取ってもらうから大丈夫だと信じ込んでいる父親はともかく、老い先の世話をしてくれる人を探している母親までもが、目先の勝利感で得られるささやかな満足に執着して、ちょっとのリップサービスで得られる大きな安心や便利さを手放したのだと思うと、滑稽でもあり、哀れでもあります。

自分で言うのもなんですが、「体調が悪い時だけはまじめに心配してくれる親」だったら・・・
「幸せな結婚生活を送ってほしいと心から望んでいることだけは感じられる親」だったら・・・
 他に山盛り嫌なところがあって、嘲笑されてばかりでも、絶縁は出来なかっただろうと思います。

やりたい放題の結末が「絶縁」なのですが、彼らは多分、「そうは言っても親子なんだから・・・」と考えているんだろうな・・・。



私は心配性なので、自分は何が心配なのか、心配解消には何が必要で何ができるのか、は時々考えながら生きていこうと思います。
目先のストレス解消に囚われて、熟年離婚→孤独で貧乏な老人 とか、いやだ。