シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

モノ・人・お金 自分整理のすすめ  阿部絢子著

例によってお片付け本。
著者が68歳ごろの時に書かれた本で、とても参考になりました。

老いについて
前の職場で、Sさんや裏店長を見ていて、「60代になると、衰えが顕著になるな~」とは思っていました。
面倒くさがりになったり、気付けなくなったり、行動が遅くなったり。
それが個人差なのか分からなかったのですが、当事者の著者の言葉には説得力がありました。
60代後半の今でもドラッグストア(肉体労働!)で週二日働いて、本も書いて、他にも仕事もあって・・・な著者でもこんなだそうです。

53歳でマンションを買ったときは、さくっと引越し

50代後半でクローゼットを作って貰ったときも、納得できるまで家具を探し、作り付けクローゼットを作って貰った。大成功で晴れ晴れとした気持ちに。

60代前半で押入れ大改造(大工さんに入ってもらった)ときはかなり疲れ、

60代後半で地震対策に本棚大改造をしたときは、ぼろぼろになった。
     だんだん遠方の友人を訪ねるのが億劫になったり、
     カーテンを洗うのが面倒になったり、
     鍋を軽いものに変えたり。

そうか、こうなっていくのか・・・
想像していたより、衰え速度は速そうです。特に私はもともと体調が悪い日が多いので、60歳までに物を半減!くらいの気持ちでちょうどいいのかも。

確かに、我が身を振り返っても、すでに衰えをひしひしと感じる今日この頃。
もう、今と同じ犬種は飼えないと心から思います。
わんこが若いときは、毎日朝晩合計3時間は散歩に行き、おもちゃ遊びも激しい引張っこ。今思うと、「若いからできたんだな~。」です。
今はずいぶん大人しくなりましたが、シャンプー(と、そのあとの洗濯・ブラッシング・掃除)の重労働は体調が悪いときはしんどいし、タクシーに乗るときに「ケージ+わんこ約14kg」を抱えて乗せるを、ちょうどいい筋トレと思えるのはあと何年か・・・。

衰えを受け入れつつ、体力の残っているうちに、やるべきことはいろいろあると気を引き締めました。