シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

他人を攻撃せずにはいられない人  片田 珠美著

あれま、私の親の説明書だわ。  この一言に尽きます。
 
結局攻撃的すぎる人に変わってもらう方法はないので、相手を見極めて、被害に遭わないようにしましょう、な内容。
 
こちらの罪悪感をうまく掻き立てて、自分の思い通りにしようとするとか、
扱いやす人をターゲットにするとか、
 今は大体私も理解はしていて、ある程度整理も出来ていることを改めて著者がまとめてくれ て、 ありがたい本です。
 
私もこういう弱さがあるから狙われるんだな、と反省したり、
これは優しさじゃなくて自分の弱さ・甘え・(他人を助けられるという)おごりもあったんだな、と振り返ったりしました。
 
最近、仕事辞めたい病が続いていますが、こういう自分と向き合うためにももう少し続けようかとも思いました。
他の場だと、嫌な人は避ければ済むので、被害はないですが、親対策は身に付きにくいですから・・・。
 
 
ただ、Sさんはどうも「攻撃欲が強い人」とも違うようで、まだまだ私の中でレッテルを貼れずに困っています。置き場所がない。
攻撃欲が強い人は、攻撃する対象の人格や気持ちは認知していなくても、相手の存在は認知していますが、Sさんは微妙・・・。
世界を曇りガラスを通してみている感じなのかな? とは思うのですが・・・
ただ、Sさんとは職場での縁が切れればそれまでなので、「宇宙人」で処理すればいいのかな、と思えるようになってきました。
 
親はね・・・。すっぱり、ばいばいとも行かない面があるので、難しいですけど。
 
本人たちが私に”お前はこんなダメ人間”と断じてきた内容が事実で、
私に”私たちはこんなに立派にやってきた”というとおりの素晴らし人たちなら、
どんなに高齢になって、あれこれ不自由が出てこようとも、ご自分たちで人生歩んでいかれるでしょうから、私が関わる必要は全くないのですが。
 
 
この本は、攻撃的な人のやり口やその裏にある動機が見えずに混乱している人には、情報の整理の手助けになると思います。