シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

家を買わない理由

友人から問いかけがあり、どうしてなのか考えました。
 
一言で言うなら、「メリットの方が少ないから」 
 
高齢になってからのメンテナンスの手間やストレス、階段の上り下りを考えると、「買うならマンション」は夫婦で決めています。
 
買うデメリット
 ・引っ越しがしにくくなる。
 ・他のものと違って、「捨てる」「あげる」が簡単に出来ないので、わずらわしい
 ・管理組合の役員が回ってくるのが面倒。
 ・地震などの災害があったり、経年劣化やいたずらなどで建物が傷んだのを見るたびに
  「資産価値が下がった」「大事な我が家が・・・」と心を痛めるのがストレス
 ・管理費、修繕積立金、税金、こまごましたリフォームや修理を考えると、
  たとえローンがなくても月に3~5万かかるから、意外と出費は続くのもネック。
 
 
今買うなら、築3年以内&85㎡以上の広い家に、オーダー家具やオーダーカーテン揃えて住みたいのですが、そのお金はないです。
妥協して小さな家を買うなら、今と変わらないのに、わずらわしさが増えるだけ・・・。
 
将来、「自分の家だから追い出されない」安心のために買いたい気持ちもありますが、
もうしばらくして、自分たちの資産や生活状態を見て決めた方がいいかと思っています。
 
もう一つ、私にとって大切なのが、「ばあさんになった時に古い家はいや」
古民家のように味のある物件ならまだしも、古いだけのマンションって、正直、哀しいものがあります。
管理が良くてもデザインなどで古さは出ますし・・・。
自分が年をとって、よれよれになった時には、逆にピカピカの家に住みたいです。
今買うと、自分が70代の時、築30年越えに入り、古い感じが隠せない状態になるでしょう。
いくらリフォームなどで家の中を綺麗にしても、共用部分や、管理組合の会合で出る議題(老朽化対策がメインになっていく)に接すると、自分も家も下り坂って、その雰囲気の中に住むだけで凹みそうです。
 
近くの古い団地の哀しい状態や、
メンテナンスはちゃんとしてあるのに、微妙に古くなってきた今のマンション(賃貸)、
部屋の中はすごく綺麗にしているけど、建物自体が古くてちょっと・・・な知人の住まい
                                  などを見ているので、そう思うのかも。
 
広い家を買って、好きな家具をそろえるだけの資金
60代半ばでもう一度買い替えるだけの経済力と気力がある  
                        なら、今買ってもいいけど・・・それはないな。
 
                        と言うのが、今現在「私が家を買わない理由」です。