実は、今の社会福祉制度と、「今」というタイミングのおかげで随分楽させてもらっています。
介護保険制度、
成年後見人制度
この三つが無かったら、夫実家のことなんて知らないよ~ とはいかなかったかもしれないし、そうしたとしても、かなり罪悪感を感じ続けたと思います。
要介護高齢者がさらに増える20年後だったら、制度はあっても、
「息子(義兄)が世話できるでしょ」と無理やり義父は自宅介護のまま&受けられるサービスも少なくなっていたかもしれません。
受け入れ先が限られれば、世話をしてくれる人がいなくて、更に重症の人が優先になるでしょうから。
義父はグループホームでお世話になって、楽しくやっているようです。
年金がなければ、義父母の貯金はどんどん切り崩され、
「義兄・義姉は生活保護??」なカウントダウンが始まっていたかも。
そうなれば、低報酬で後見人を引き受けてくれる人は見つからなかったかもしれません。
まだそれなりの蓄えがあって、後見人さんにそれなりの報酬が払える状態なので、夫も私も「あちらも商売だから」とあれこれお願いできます。
(職務を超えたことを無償でやれとはもちろん言いませんが)
自分の親のことも、「自分で介護サービス受けて暮らしている子供のいない高齢者はいっぱいいるから」と知らんぷりしているけど(今は介護は不要らしい)、そうも言っていられなかったかもしれないし。
親が私の助けがなくて困るのは自業自得だけど、姉に負担をかけたくないという思いはあります。
色々考えると、なかなかいい時代に生きているんだな、とありがたく思う今日この頃です。